高齢出産で二人目を!後悔したくない高齢ママのために
とある雑誌のアンケートで500人のママに「二人目」について聞いたところ、86%ものママが二人目を望んでいるという結果になりました。それは高齢ママでも同じなのではないでしょうか。
ただ、年齢的な問題から悩んでいたりあきらめていたり、そもそも無理だと思っているママもいらっしゃることでしょう。
ですが、年齢に関係なく二人目や三人目を生んで幸せを感じているママもたくさんいます。年齢だけの理由であきらめてしまうのはもったいない話です。
そこで今回は、
・高齢出産でも二人目が欲しい!
・高齢出産で二人目は難しい?
・高齢ママの二人目出産は上の子に影響ある?
といった方に、高齢出産で二人目を産むときに知っておいてほしい事や、先輩ママの体験談をご紹介していきます。
「やっぱり二人目を生んでおけばよかった」そんな後悔をしたくない高齢ママは参考にしてみて下さい。
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この記事の目次
高齢出産の方が二人目を産みやすい?
「子どもをもつなら2人か3人」「一人っ子は可哀想だから兄弟を生んであげたい」そう思っているママは多いようですが、実際には、2015年の出生率は1.42%と少子化が進んでいるのが実情です。
二人目を躊躇している理由に多くあげられるのが、経済的な不安です。妊娠・出産をすることで職場復帰ができなくなったり、子どもを預けられるところがないため仕事ができなくなったり、ママの収入がなくなることは大きなダメージになるのです。
ところが、高齢出産の場合には経済的に安定していることも多く、一人目を産んだ時点ですでに専業主婦になっているケースも多いためか、高齢ママの二人目以降の出産はよく耳にします。
高齢ママとはいえ、一昔前のようにおばあちゃんっぽくないので、いかにもハツラツとして、かえって若くなったのではないかと思うほどです。
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高齢出産で二人目を産むのは体力的に無理?
ただでさえ一人目が高齢出産だったのに、数年後に二人目なんて体力的に無理!そう思い込んでいませんか。
ですが、高齢出産のメリットに、「高齢ママは体を気遣う」というのがあります。つまり、一人目のときに定期検診をしっかり受けて万全の体制をつくり、産後も医師の注意をちゃんと守って無理をしなかった人が多いのです。
自分の体を気遣える高齢ママなら、二人目を妊娠・出産できる体づくりもできているのではないでしょうか。
また、一般的に二人目以降の出産は一人目よりも比較的楽だといわれています。もちろん個人差があることですから、最初が楽だったから次も楽だとは限りませんし、逆も言い切れません。
ですが、分娩にかかる時間の平均をみても、初産は12時間で経産婦は7~8時間だといわれています。
一人目からさらに年齢を重ねての出産には不安もあるでしょうが、一度お産をしたという経験を持っている産道はやわらかいともいわれていますので、何もかもが初体験だった一人目のときとは違い、あらかじめ心構えができるのではないのでしょうか。
高齢出産の場合は、出産可能な年齢までのリミットが長くありません。子どもは一人でいいと始めから決めているのであれば問題ありませんが、いずれは二人目が欲しいと考えているのなら早めに決断する必要があります。
いつか産めなくなる日がくることを忘れずに、後悔しないような選択をしてください。
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年の離れた二人目や三人目というケースも実は多い
最初の子どもは若いうちに生んで、年の離れた二人目を産む、そういう高齢ママも珍しくありません。
一人目のときはまだ若く仕事もしていたため、家事と仕事の両立で手一杯でなかなか思うように子どもと関われなかった。今度はしっかり子育てを楽しみたい、そう思っている高齢ママもいます。
産休や育休がしっかりもらえるようになった今なら二人目を産んでも大丈夫、と思い切った高齢ママもいます。高齢出産をした友人の赤ちゃんを見て触発され、やっぱり二人目が欲しい!と後悔しないための決断をした高齢ママもいます。
出産してからずいぶん経つから二人目のときは苦しいんじゃないかな、と心配になる高齢ママもいるかもしれませんが大丈夫です。「出産から3年経つと初産の状態に戻る」という説もありますが、あまり根拠はありませんし、体がしっかり覚えているものです。
高齢出産で年の離れた二人目を産むというのは、たしかに勇気のいることかもしれません。ですがほとんどの場合、上の子の協力もありスムーズな育児ができる場合が多いです。そしてなにより、「産んでよかった」と思っている高齢ママが多いのです。
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年の離れた妹や弟が上の子に与える影響は?
子ども同士の年齢が離れていると、お兄ちゃんやお姉ちゃんはしっかりしてくる傾向があります。年の離れた赤ちゃんが家族の一員として加わったことで、守るべき相手として認識するのです。
小学生にもなれば、高齢ママを気遣ってお手伝いも率先してやってくれるかもしれません。女の子ならなおさらです。
赤ちゃんのお世話もしたがるでしょうし、おむつ替えもしてくれることでしょう。高齢ママの負担を少しでも軽くするために、自分のことは自分でするようにもなります。
また、ママが赤ちゃんのお世話をしている姿をみて、自分もこうやって大事にされて大きくなったんだと分かり、とても優しい子どもになっていくことが多いのです。
自分のときのことはもちろん覚えていませんが、赤ちゃんに接するママやパパを見て、いかに愛情を注がれて育ったかを知ることでしょう。
自分が愛されているという自信は、思春期になっても反抗期になっても、根強く心に残ります。それがあれば、どんな局面に対してもきっと乗り越えてくれます。
そして、高齢ママとパパがいなくなった時にも、年の離れた妹や弟を守ってくれる大きな存在になることでしょう。
年の近い妹や弟が上の子に与える影響は?
高齢出産で一人目を産んで数年後に二人目を産んだら、小さい子どもが二人になってさぞかし高齢ママは大変なのではと思われがちですが、実はそうでもないというのが先輩ママの大半の意見です。
子育てが大変なのは、20代であっても同じです。一人から二人に増えたから子育ての大変さが2倍になる、というわけでもありません。
むしろ、子ども同士で遊んでくれたり、上の子がママの代わりに下の子のお世話をしてくれたりと、助かる場面が多いものです。
二人で遊んだり、ケンカしたりしながら、さまざまな事を学んでいくのです。待つことや我慢すること、助け合うことや相手を尊重すること、計り知れないほどの経験を積んでいきます。
思春期になれば、親に言えなくても兄弟(姉妹)には相談する、ということもあるかもしれません。そして、高齢ママとパパがいなくなった時には、お互いに助け合っていける一番身近な存在となることでしょう。
二人目を産んでも後悔しないために
子どもが二人になるとママは大忙しです。
赤ちゃんのお世話だけでも大変なのに、上の子の相手もしなければなりません。ときには赤ちゃんにヤキモチをやいて駄々をこねることもあるでしょう。
家事も思うように進まず、イライラするときもあるでしょう。そんなときは泣きたくなってしまうかもしれません。何もかも投げ出してしまいたくなるかもしれません。
そして、二人目を産むんじゃなかったと後悔してしまうこともあるかもしれません。ですが、すべてを完璧にこなす必要はありません。できることと、できないことがあって当たり前です。今は何をするべきかを考えて、できることからやっていきましょう。
まず、家事を簡素化しましょう。毎日つくる食事、野菜を一から切っていくのは時間もかかって大変です。カット野菜を利用してください。
冷凍食品でもカットしてある野菜は豊富にあります。買い物に行く回数も減って一石二鳥です。業務用のスーパーへ行けばカットしてある肉や魚も売っています。パパのお休みにまとめ買いしてはいかがですか。
洗濯も、減らせるようならまとめ洗いして回数を減らしましょう。掃除機をかけるのも週に数回にして、他の日はコロコロでしのいでください。
高齢ママには、責任感が強く完璧主義のしっかり者が多い傾向にあります。しかし家事をこなさなきゃ、という義務感は必要ありません。少々家の中が散らかっていようが、夕食の品数が少なかろうが、ママがニコニコ笑顔でいるのが家族にはなによりなのです。
それから、ママは子どもと一緒にお昼寝しましょう。眠らなければいけない、というわけではありませんが、赤ちゃんが寝ているときは上の子と一緒にのんびりしてほしいのです。上の子がお昼寝したら、ママも一緒に横になりましょう。
「今のうちに」とばかりに家事をするママが多いのですが、どこかで休息をとらないと体だけでなく気持ちが参ってしまいます。ママのやりたいことをできる貴重な時間なのですから、一旦家事のことは忘れてのんびりしましょう。
そして、頼れる人はおおいに頼りましょう。それがパパでも家族でも、やってもらえることは何かしらあります。自分でしなければいけない、ということはありませんので、掃除や洗濯、上の子の相手、赤ちゃんのお世話、お願いできることはお願いしちゃいましょう。
二人目を産んで毎日が慌ただしくなり「やっぱり産まなきゃよかった」なんてことをちょっとでも考えなくていいように、ママ自身が頑張りすぎないでください。
二人目を出産した高齢ママの体験談
ではここで、二人目を出産した高齢ママの体験談をいくつかご紹介します。
二人目を2年後に産んで後悔した高齢ママの体験談
「昔から子どもは二人と決めていたので、高齢出産といわれる年齢になったこともあり、2歳差で子どもを産みました。今は5歳と3歳です。
上の子を産んだときにできたママ友はみんな一人っ子で、その子といつもべったり遊んでるのを見て羨ましくなったことを覚えています。
私も上の子ともっと一緒に遊びたかったのに、当時赤ちゃんの下の子がいるから上の子には我慢ばっかりさせていました。それがつらくて、こんなに後悔するぐらいなら、二人目をもっと遅くに産めばよかったと思ったものです。
だから月に数回赤ちゃんを一時預かりに預けて、上の子と二人で思いっきり遊ぶことにしました。それでもまだ物足りない思いがありましたが、そのうちに下の子にももっと手をかけてあげたいとも思うようになったのです。そのときは本当に体が2つ欲しいと思うほどでした。
今はもう子どもも二人で遊んでくれるようになり、そんな後悔なんかはしていません。今から思えば、上の子がもっと大きくなってから産めるという保証もありませんでしたし、とにかく二人とも無事に生まれたことに感謝しています。」
年の離れた二人目を産んだ高齢ママの体験談
「一人目のときは若かったため、出産についてあまり知識がありませんでした。ですから親にいわれた病院に通い、親にいわれるままその病院で出産したんです。
でも二人目を授かったときには色々調べて、フリースタイルという出産方法があるのを知りました。今度はぜひその方法で産みたいと思って助産院で出産することに決めました。
初産だと35歳以上の高齢出産はできなかったらしいんですが、私は経産婦ということでOKがでたんです。
上の子を産んだときとはまた違った感動があり、フリースタイルで出産することを選んでよかったと実感しています。」
ある高齢夫婦を間近でみていたヘルパーさんの体験談
「高齢のご夫婦に一人っ子のお子さんがいましたが、その子の苦労はもう大変の一言に尽きました。
ご夫婦そろって死ぬまで元気ならよかったんですが、どちらも病気になってしまわれて、子どもの手助けなしには生活できないような状態になってしまったんです。
介護保険もヘルパーも、できることには限度があります。結局は子どもがしなければならなくなるんですよね。その子は結婚もしないままで、ずっと介護に明け暮れていました。もし一人っ子でなければ、すべてその子が負担することもなかったでしょうに。
いずれ子どもに面倒みてもらうために子どもを産むなんてヒドイ話だと思うかもしれませんが、子どもの数は子どもの苦労を軽くするためでもあると思います。一人より二人なら負担も苦労も半分になります。身体的な苦労だけでなく、金銭面にも関係してくるんです。
子どもに家庭があればなおさら、介護にかかる費用を出すために孫が進学できなくなった、孫が家に寄り付かなくなった、というのは実際にすごく多い話なんです。
孫に苦労させたくない、という高齢者の方の話をよく聞きます。自分のためだけでなく子どものためにも、産めるのなら産んでおいたほうがいい、そう思います。」
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