産後の体調不良を乗り切る方法!高齢出産をするママのために
出産は人生の大偉業といわれるだけあって、若いママでも産後はかなり体力を消耗するものです。
高齢出産であれば、なおさら産後の体調が回復するのには時間がかかります。
ですが、出産直後は待ちに待った我が子の可愛さに夢中になってしまい、自分が多少寝不足でもダルくても頑張ってしまいがちです。
しかし、高齢ママの産後疲れは少しずつ確実に蓄積されていきます。そして気づいたら産後の体調不良に悩まされていた、なんてこともあります。
そこで今回は、
・産後の体調不良がなかなか戻らない
・産後の過ごし方とは?
・家事と育児に追われている
といった方に、産後の体調不良に悩む高齢ママや、体調不良に悩みたくない高齢ママのために、原因となる要素と乗り切るための対処法をまとめてみました。
ぜひ参考にしてみてください。
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この記事の目次
産後の肥立ちと体調不良
「産後の肥立ち」とは、出産した女性の体が妊娠前の正常な体に戻ろうとする「産褥期」のことです。
医学が発達していなかった昔の日本では、産後の母体は体力が回復せずに細菌感染して「産褥熱」にかかり、死亡することも少なくありませんでした。そのため日本では産後の肥立ちを重視するようになったのです。
子宮の大きさが元通りに戻るには6~8週間かかるといわれており、1ヶ月検診で母体に異常がなければ普通の生活に戻ってよいとされています。
元の生活に戻ることを「床上げ」といいますが、体力が回復せずに床に伏せがちでなかなか床上げできない場合は「産後の肥立ちが悪い」といわれます。
また、出産時に赤ちゃんが通れるよう開いた骨盤は、3~4ヶ月かけて元通りになります。しかし産後に無理をして体を動かしすぎると、骨盤が元に戻りきれずにズレたまま固まってしまいます。
そうなると血液もホルモンも流れが悪くなり、ひいては体調不良を引き起こしてしまいます。
そして、出産後の安静にしていなければならない時期に無理をすると、更年期になってからの健康状態にも悪影響を与えてしまいます。
産後に体調不良になる要因「体力の消耗」
出産では、大量の血液を急激に失います。妊娠して10ヶ月もかけて少しずつ増えていったものが一気に無くなってしまうので、体はその変化についていけず大きなダメージを負います。
それを回復させていくのが産後の肥立ちですから、その時期に無理をして動き回れば体調を崩すのも当然といえば当然です。
赤ちゃんを生んだあとのママは自分で考えている以上に体力を消耗していますので、本来なら体力の回復を最優先しなければなりません。
しかし赤ちゃんがいればそういうわけにもいかず、体調が充分でなくても慣れない育児に取り組んでいくことになります。
まして高齢ママとなると元々それほど体力に自信があるとはいえない人が多く、回復するにはより時間がかかります。
産後に体調不良になる要因「寝不足」
妊娠中は、自分の体のことだけ考えていればよかったけれど、陣痛がきて出産を迎えたらノンストップで育児へと突入します。
入院中はまだ看護師さんに頼れることもあって少しは楽なのですが、退院して我が家へ帰ってくると赤ちゃんと二人の生活が始まります。
新米ママは、まだ授乳がうまくできないかもしれません、生まれたばかりの赤ちゃんはまだ上手におっぱいを飲めないかもしれません。
授乳時間は2~3時間おきといわれていますが、最初のころはスムーズに授乳ができず、時間がかかってしまいます。
授乳に時間がかかるうえに2~3時間おき、しかも昼夜を問わずですから、ヘタをすれば眠る時間さえ取れなくなります。
出産で体力を消耗して回復しきってない体は、睡眠不足も重なって体調が悪化してしまうこともあります。
しかし、赤ちゃんは自分では何もできないのですから、どんなに体がきつくてもお世話をしてあげなければなりません。
しかも赤ちゃんが泣くのはお腹が空いた時だけとは限りません。グズったり寂しかったり、何か違和感があって、気持ち悪いから泣くことも考えられます。
そうなると、泣くたびに何が原因で泣いているのかと赤ちゃんの元に駆け寄らなければなりません。ママの時間なんかあって無いようなものなのです。
産後に体調不良になる要因「授乳」
赤ちゃんの成長に欠かせない授乳、母乳は乳白色で血液は濃い赤なのでピンとこないかもしれませんが、実は母乳はママの血液からできています。
つまりママの栄養は、お腹の中にいるときはへその緒から、生まれてきたら母乳として赤ちゃんに分け与えています。
これでは妊娠中と同じように、多くの栄養を摂取しなければママの体は体力を消耗する一方で、授乳をすることはとても体力を使うといわれるのも頷けます。
そしてミルクの場合でも、母乳ほど飲むのがむずかしくはないため時間の間隔は空きますが、一度にたくさんの量を飲めるわけではないので、夜中に何度も起きなくてはならないのは同じです。
まして母乳のようにすぐに与えられるわけではありません。お湯を沸かしてミルクを溶かして人肌に冷ます、これを何時であろうが毎回しなければならないのもツライものがあります。
母乳とミルク、どちらであっても大変な労力であることに変わりはありません。
産後に体調不良になる要因「急激なホルモンの変化」
妊娠中には、エストロゲンとプロゲステロンという女性ホルモンの一種が大量に分泌されていました。しかし出産することでそれらの女性ホルモンは急激に減少します。
産後の体調不良の原因の一つには、このホルモンの急激な変化によるホルモンバランスの乱れがあるといえます。
ホルモンバランスが悪くなると自律神経のバランスも崩れ、体のさまざまな場所に変化があらわれます。しばらくはその状態が続くものの、自然に治まっていずれは元気になることが多いです。
とはいえ、ホルモンの増減などが安定するのには時間がかかるため、完全に元通りの体になるには1~2年ほどかかるともいわれています。
ですが病気ではありませんので、体の変化と上手に付き合っていくことで緩和されることもあります。
産後に体調不良になる要因「育児疲れ」
初めての子育て、慣れない育児、ちょっとしたことでも心配になったり不安になったりするのは仕方のないことです。
「おっぱい、お腹いっぱい飲めたかな」「ゲップがうまく出ない」「なんで泣いているんだろう」「少し下痢気味じゃないのかな」心配の種は尽きませんが、それだけでも神経を使って疲れてしまいそうです。
また2~3時間おきの授乳に加えて、沐浴をさせてあげたり、泣いたら抱っこしてあやしたり、大忙しのママは自分の時間もなく、1日があっという間に過ぎてしまいます。
もちろん日を追うごとに慣れてきて、数ヵ月もすれば余裕ができて楽になります。ただ、それまでは自問自答や試行錯誤を繰り返して、自分がどれほど疲れているかに気づかないまま育児に追われる毎日かもしれません。
参考記事
>>高齢出産は嫌なことばかり?出産育児を楽しく乗り切る心構え
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>>高齢出産だと育児はさらに大変なの!?時期別育児のポイント
産後の体調不良の対処法「休める時には休みましょう」
退院後2~3週間はとにかく安静にしましょう。外出もできないのですから1日中パジャマで過ごしてもいいぐらいです。
というより、この時期はパジャマが制服だと思ってください。赤ちゃんのお世話をするとき以外はなるべく横になって、眠れるようなら少しでも仮眠をとりましょう。
授乳やオムツ替えは、昼も夜も関係なくこまめにしなければならないため、ママはまとまった睡眠時間がとれずに寝不足になります。
それでは高齢ママでなくても疲れが取れません。体を回復させるには睡眠は欠かせませんので、掃除や洗濯などは二の次にして、寝ることに専念してください。
出産のダメージは目に見えませんが、人一人を産んで胎盤も体内から剥がれ落ちているのです。
普通で考えれば、相当な大怪我に匹敵するほどのダメージであることを自覚しましょう。出産には薬も治療もありませんが、睡眠こそが一番の薬と思って休むことを第一に考えてください。
産後の体調不良の対処法「きちんと食事をしましょう」
産後の体を回復させるためには、睡眠と同じくらい食事も大切です。
育児疲れで食欲がない、食べる時間があったら寝たい、母乳じゃないから食べなくても大丈夫、などと思ったら間違いです。
子宮の傷や会陰切開の傷、帝王切開の傷などを早く回復させるためにも、栄養たっぷりな食事を摂ることは大事なことです。
まして母乳であれば、良質なおっぱいを赤ちゃんに与えるために栄養バランスのいい食事、とくにタンパク質やカルシウムや鉄分を意識して摂取しなければなりません。
授乳中はママの栄養が赤ちゃんにいきますから、ちゃんと食べないとママの体が参ってしまいます。
だからといって疲れた体にムチ打ってまで料理をする必要はまったくありません。最近では美味しくて栄養価の高い食事を宅配してくれるサービスもありますから、短期間だけと割り切って利用するのも一つの方法です。
産後の体調不良の対処法「頼れるものはなんでも頼りましょう」
まわりの人、とくに家族には協力してもらってください。里帰りできるようなら実家に頼るのもいいですし、パパが手伝ってくれるなら全面的に甘えましょう。
もしパパや家族がママの代わりにしてくれてもヘタだったら、それでも何もいわずに「ありがとう」でいいのです。
「やっぱり私がしなきゃダメだ」と思っても、口出しも手出しもしてはいけません。その時はちょっとした無理であっても、あとで後悔することにもなりかねないからです。
「ママの元気」は家族になくてはならないものです。今は開き直って休養することだけに専念しましょう。
もし手伝ってもらえる人がまわりにいないようなら、ファミリーサポートセンターやヘルパーさん、家事代行サービスをお願いする方法もあります。
多少の出費はありますが、高齢ママの健康のためなら高い買い物ではありません。赤ちゃんと家に戻ってから探すのは大変ですから事前に調べておきましょう。
産後の体調不良の対処法「気分転換でストレス解消」
赤ちゃんとずっと二人きりでいる生活が長く続くと、少なからずストレスが溜まってきます。そんな時には思い切って気分転換をしましょう。
家の中にばかりいると気持ちも滅入ってきて、夜にパパと少し会話するだけの毎日というのも淋しいものがあります。
たとえ数時間でも、赤ちゃんを頼める人に託して、気分転換にお出かけしてみましょう。
一人でふらっと散歩するも良し、美容室に行ってさっぱりするも良し、ショッピングに行くのも良し、それだけでもストレス発散になりますよ。
病院で診察してもらった方がいいケース
高齢ママの産後の体調不良の対処法についてご説明しましたが、以下のような症状があらわれた場合は、躊躇せずに病院で診察してもらいましょう。
誰とも話す気になれない、やる気がまったく起きない
産後には、ホルモンのバランスの乱れから憂鬱になることがあります。ほとんどが一時的なものなのですが、中には悪化してうつ病を発症してしまう人もいます。
一般的には、うつ病になりやすいのは几帳面で生真面目な人だといわれています。
適当ができずについつい頑張ってしまう性格で、育児にしても完璧を目指してしまうのかもしれません。また、その気になればできてしまうために、手が抜けないのかもしれません。
高齢ママの場合は母親がもっと高齢となるので、育児に協力をお願いするのが難しいこともあります。そのため、何でも自分でしなくてはいけない状況になってしまいます。
ですが、産後の相談にのってくれる施設もありますし、地域によっては保健師さんが訪問して話を聞いてくれます。
出産した産婦人科や助産師さんにアドバイスをもらえることもあります。赤ちゃんとママが一緒に通えるセンターがある地域もありますので、出産した病院で聞いてみてください。
それでも憂鬱な気持ちが晴れないときは、専門医に診察してもらいましょう。
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眠りたいのにどうしても眠れない
産後の体調不良の一つには「不眠」もあります。
体は疲れているのに頭は冴えて眠れない、眠れないからイライラしてよけいに眠れなくなる、眠れないから疲れがとれない、眠らなければと焦ってまた眠れなくなる、と悪循環に陥ってしまい不眠のスパイラルにはまり込むケースです。
この状態が数日間も続いたら、高齢ママだろうが若いママだろうが、間違いなく倒れてしまいます。
不眠はまわりの人には気づかれにくいので、倒れてしまう前に現状を知らせましょう。そしてまずは赤ちゃんを頼める人に託して、安心して眠れる時間を作ってみてください。
ただ、しっかり眠れる時間を作ってもやはり寝つけないようなら、早目に専門医に相談しましょう。
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