高齢出産だからこその喜びとは？高齢ママが感じる幸せの瞬間

35歳以上の、初めての出産を迎える方を高齢出産といいますが、高齢出産の方は、日本では年々増加傾向にあります。

待望の赤ちゃんの妊娠が分かり、嬉しさと同時に、不安な気持ちも抑えきれないくらいの方も多いことでしょう。

不安は誰にでもつき物ではありますが、それ以上に、高齢出産で母子ともに元気に出産できたときの喜びや、妊娠を諦めかけていたときに訪れた妊娠は、何事にも変えられないものです。

そこで今回は、

・高齢出産だからこその喜びとは？
・どんな時に高齢ママは喜びを感じるの？
・高齢で妊娠、出産できるか不安に感じる

といった方に、
ここでは、高齢出産だからこその喜びについて、さまざまなシーンやタイプに分けて詳しくみてみましょう。

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高齢出産にまつわる不安やリスク

高齢出産に区分される35歳を過ぎてしまうと、いざ赤ちゃんを授かりたいと思った時に頭をよぎるのは、「自分は無事に赤ちゃんを授かることができるのだろうか」という疑問と、「無事に出産できるのだろうか」という不安です。

高齢出産といわれる35歳以上の初産の方にとって、まずは、妊娠できることへの疑問、そして、無事元気な赤ちゃんを授かることができるのかという不安は、我が子を腕に抱くまで、拭い去ることができない問題です。

高齢出産では、世間一般的に見ても多くのリスクを抱えていることが実際にあり、無事に赤ちゃんを両手で抱きしめるまで不安を払拭することは難しいかもしれません。

しかし、その分我が子を抱いた時の喜びの大きさは、計り知れないものがあります。

日本の高齢出産の増加と割合

近年の日本では、女性の社会進出がめざましく、社会の至るところでたくさんの女性が登用され、多様な活躍を遂げています。

それにともない、女性の晩婚化や初産の高齢化が増加し、大きな社会問題となっています。

2015年9月に厚生労働省から発表された「人口動態調査における人口動態統計（確定数）」のデータによると、日本の人口全体の出生数は、前年度よりも2万6277人（人口1千対で、前年よりも8.2低下）しているものの、15～19歳及び40歳以上の階級における出生数は増加しています。

また、合計特殊出生率を見てみると、35～44歳の階級では、上昇傾向にあることが分かっています。日本の高齢出産化の状況が、つまびらかにされる結果となっています。

リスクがあるからこそ待望の赤ちゃんを手にする喜びは大きい

高齢出産の方にとって、度重なる妊婦健診や出産の痛み、その他にも、出産にまつわる不安を乗り越え、待望の赤ちゃんを我が腕に抱きしめるわけですから、その喜びは言葉では語り尽くせない程です。

また、若い方が妊娠できる確率に比べ、高齢出産の方では年齢を重ねている分、妊娠できる確率も約1/2になるともいわれています。

専門的な研究データからみると、年を重ねれば重ねるほど卵子の機能は低下し、妊娠する可能性は低くなってしまいます。

妊娠できること自体がある意味奇跡といわれる中で、高齢の方が妊娠すること自体確率的にも難しいのであるならば、たとえ妊娠の嬉しい知らせを受けて浮かれ気分になったとしても、何らおかしいことは無いといえます。

妊娠期間中や出産後、また、育児の最中に幸せを噛みしめる瞬間が、それぞれの時期にあったとしても、何ら不思議なことではありません。

高齢出産のメリット

女性のめざましい社会進出に伴う晩婚化、高齢出産の流れは、けっして日本だけのことではありません。

遠くアメリカを始め、その他の国々でも、有名な女優さんやセレブの方々が高齢での出産を無事に終えられ、マスコミなどでも注目されることが多くなっています。

一般的に高齢出産の方は、妊娠や出産に関するデメリットや注意点、心配される点ばかりが取り沙汰されることが多くなっていますが、高齢出産の方の赤ちゃんの場合には、お母さんの人生経験も多く、豊富な知識や経験からの育児となることが多いために、赤ちゃんやお母さんの心の安定も得やすく、ゆったりと成長していく赤ちゃんが多い傾向にあります。

また、子育てに時間を割ける方も多く、睡眠時に添い寝してあげたり、読み聞かせなどをおこなったりしている割合も高く、穏やかな成長が望めます。

さらに、小児肥満や生活習慣病にかかるお子さんが年々増加している中で、高齢出産の方の赤ちゃんでは、肥満のリスクも低い傾向があり、その他のメリットもたくさん報告されています。

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目に入れても痛くない

かわいい赤ちゃんを見ていると、どんな方でも優しい気持ちになったり、癒されることでしょう。

まして、自分の大切な赤ちゃんでしたらなおのことです。高齢出産の方にとっては、赤ちゃんの妊娠そのものも、ましてや出産も、多くの方がより心待ちにしているケースも多く、待望の赤ちゃんを待ちわびる気持ちもより深くなります。

よくお孫さんのことを「かわいくて目に入れても痛くない」と、たとえていうことがありますが、同じように赤ちゃんがかわいく、何ものにも代えがたいほど愛おしい存在になることは、間違いありません。

高齢出産で若返る

高齢出産の方は、年齢的にも妊娠や出産がからだに与える負担は大きくなりがちですし、そればかりに気を取られてしまいがちですが、高齢出産の方ならでは嬉しいメリットも数多くあります。

妊娠中には、妊娠する以前の通常時と比較しても、女性ホルモンの放出量はかなり違ってきます。

女性ホルモンの分泌によって、老化のスピードも遅くなるといわれ、そのために、高齢出産の方ほど、妊娠中に若返ったように感じている妊婦さんも意外と多く、赤ちゃんをおなかに宿している喜びと共に、二重の喜びを感じている方もいます。

さらに、妊娠時には、妊娠前と比べても肌の張りやツヤが戻ったように感じたり、手足の冷えが解消されたり、それまでと比較してもからだの調子が良く感じたりと、さまざまな体調に違いを感じてきます。

また、妊娠するまでには食生活や生活習慣に無頓着だった方であっても、妊娠を機に毎日の生活自体に気を付けるようになったり、体重管理にも気を配るようになったりと、自ら外見的にも内面的にも充実し、輝いてくる妊婦さんも多いのです。

何よりも、待望の赤ちゃんを待ちわびる気持ちの高揚感で、心が充実してくる方が多くなっています。

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高齢だからこその育児の楽しさ

お母さんの年齢に関係なく、育児を行うことには体力だけではなく、気力も必要不可欠です。赤ちゃんに恵まれることがなければ、一緒に感じたり体験できなかったりしたであろうことも、たくさん増えてきます。

それは、日常生活の1つ1つの行動も変わってくるほどです。また、赤ちゃんと過ごす毎日は、喜びと発見の連続です。

思うようにはいかず、やきもきする時もあるかもしれませんが、赤ちゃんを育てるということは、自分の人生に赤ちゃんの人生も加えて、2人分も3人分もの人生を楽しむことができ、その喜びも大きいものです。

毎日が、ワクワクやドキドキの連続で、育児の喜びを感じざるを得ないことばかりなのです。さらに、赤ちゃんに恵まれたことで知り合うことのできる方もいます。

よくママ友などという言葉を耳にしますが、赤ちゃんを介した公園遊びや幼稚園など、これから知り合えるであろう人は、数限りありません。

その中は、年齢の同じようなお母さんももちろんいるでしょうが、年齢も職業も全く異なり、赤ちゃんを介することがなかったら、知り合うはずのない方もいることでしょう。

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高齢な妊婦さんはマタニティーブルーが少ない？

妊娠中の方、特に出産を控えた妊婦さんや、出産後に睡眠不足の中で育児に追われている新しいお母さんの中には、マタニティーブルーを感じ、多く不安を抱えて毎日を過ごしている方は少なくはありません。

赤ちゃんと接することや、そもそも育児自体が何もかも初めてのことですし、不安が拭い去れないのも致し方ありません。

しかし、高齢の妊婦さんの中には、待望の赤ちゃんへの憧れも大きく、マタニティーブルーをあまり感じることなく過ごしていらっしゃる方が多くいます。

もちろん、高齢出産の方こそ、妊娠や出産に対する不安を大きく感じている方が多いものの、赤ちゃんを授かったことによって、浮き足立ってしまうほどの喜びの方が、不安な気持ちにも勝ってしまう方が多いのです。

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1つ1つの過程がこの上ない喜びになる

高齢妊娠・出産の場合、それまでにさまざまな社会経験があったり、多くの知識を持っていたりするだけに、妊娠や出産の1つ1つのプロセスそのものが、この上ない喜びであることも多いものです。

妊婦健診でのエコー写真では、初めて目にしたおなかの赤ちゃんの様子や、初めて聞いた赤ちゃんの心音、日に日に大きくなってくる自分のおなか、出産準備として揃える、数々の赤ちゃんの身の回りのもの選びなど、どれを取っても喜びとなって広がっていきます。

気持ちの上でも、待望の赤ちゃんを無事に出産して、晴れて望んでいた通りにお母さんになれるわけです。

妊娠から出産、その後の育児に至るまで、どのシーンを切り取ってみても、楽しみな気持ちの方が強く、1つ1つの過程そのものがこの上ない幸せなのです。

高齢出産ならではの喜びも盛りたくさん

高齢出産の方は、世間一般的では多くのリスクが懸念され、不安を多く感じてしまうことも多々あります。しかし、高齢出産の方の中には、いろいろなケースの方がいらっしゃいます。

自然妊娠ではないものの、妊娠を強く望み、卵子の提供を受けることで妊娠、無事に出産したというケースも多く、高齢出産を希望する方にとっては、励みとなる嬉しいニュースです。

その他にも、年齢の壁を越えて自然妊娠し、無事に赤ちゃんを出産されている方も、たくさんいらっしゃいます。

人それぞれご自分のライフプランはおありのことでしょうが、そのプランの中に、赤ちゃんが入るか入らないかは、大きく変わってきます。

気を付けて、マタニティハイな方

待望の妊娠・出産を迎えた高齢出産の方にとっては、何もかもが喜びに満ちあふれ、毎日を深く幸せに感じることでしょう。そんな大きな喜びは、さまざまなシーンでついこぼれ、周囲の人に知れることもあります。

もちろん喜びを共感し、一緒になって嬉しい気持ちを分かち、喜んでくれる人がほとんどです。

しかし、中にはいくら身近な方であっても、他人の赤ちゃんの誕生を、素直に喜べない方もいることは忘れてはいけません。

喜び過ぎて周りが見えなくなってしまい、周囲に失礼な言葉や態度を取ってしまうケースも中には見受けられます。

周囲の人の中にも、赤ちゃんを希望していてもなかなか恵まれなかったり、結婚自体をしていなかったりする方もいます。

普段は何も言わない人であっても、複雑な事情を抱えている方も少なくはないからです。

妊娠出産は望んだだれもができるものではありません。その苦労を知っているあなただからこそ、周囲への配慮もときには必要です。

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