高齢出産のその後は?出産後に起きやすいトラブルについて

高齢出産のその後は?出産後に起きやすいトラブルについて

高齢出産をした方の多くが、「赤ちゃんを産んだその後が大変」と口をそろえて言います。高齢での出産だからこそ、精神的・経済的には余裕があるお母さんが多いですが「体力の回復が遅い」という意見が目立ちます。

確かに年齢的に若いお母さんと比較すると、加齢とともに体力も自然と低下していくので当然ではあります。

しかも若い人でも大変な出産という大仕事をやってのけるのですから、その後の回復に時間がかかるのも仕方がないともいえます。

そこで今回は、

・高齢出産を乗り越えても大変なのはその後?
・高齢ママにとって大変な子育てとは?

といった方に、高齢出産のその後について見ていくことにしましょう。高齢出産後にトラブルとなりやすいことをご紹介しますので、出産を控えている高齢の妊婦さんも参考にしてみましょう。

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妊娠期間から産後の生活へ

妊娠中は食事に気をつけ体重をむやみに増やさないように注意したり、少しでも異変を感じれば医師に相談するようにしたりと、妊娠中ならではの不安やストレスがあったかと思いますが、出産まではそれほど体力面で気にすることはありません。

なぜなら早産にならないように、重い物を持ったり立ちっぱなしにならないよう心がけたり、むしろ疲れたらすぐに横になる習慣をつけるようにアドバイスされてきているからです。

また、現代医療も日々進化していますので、帝王切開などのリスクはもちろんありますが、合併症などを発症していない限り、命を落とすような大変な出産事例は激減しています。

高齢出産の場合、大変なのは出産を終えた後

産後に体を回復させるため一番の方法は「安静」です。

仕事に出ることはもちろん、お産の後の外出やはできるだけ控えた方がいいですし、入浴も思いのほか体力を使うので、これらのことが自由にできるようになるのは、1ヶ月健診で何も問題がないと診断された後です。

ですが、体力は体を動かすことで戻ってきますので、いつまでも寝たままで良いというわけではありません。

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お産後はそれほどゆっくり療養できない?

出産経験のない女性の多くが、出産して1〜2日は寝たきりを想像しがちですが、実際には産後7時間もすれば、歩いて体を動かすよう医師から指導されます。

歩くことで全身の血行を促し、血栓症を防止するためです。他にも子宮収縮を促進したり、体力低下を予防するなど体を弱まらせないために、動くことが産後すぐ必要となるのです。

産後の体を回復させるためには、安静にしすぎても、動きすぎてもいけないということになるのでバランスが必要となります。

若い方であれば体の回復も早く、静と動のバランスも上手に取れるのですが、高齢ママでは元々備えている体力によって、産後に動けない方も多く、逆に無理をして動いてしまいかえって体力の戻りが遅くなったり、体を壊してしまったりとバランスが上手く取れない方が多いのです。

ですので、まず産後すぐは、程よく体を動かし、無理をしすぎないというちょうど良いバランスを保てるかどうかがキーポイントとなってきます。

夜泣きと授乳でヘトヘトに

高齢出産で何よりも体力のなさを実感するのは「育児」です。育児は体力勝負です。育児が始まると、もっと若いときに出産しておけばよかったと思う方が圧倒的に多く、つらい思いをすることが多いです。

赤ちゃんは夜泣きもしますし、そして授乳も始まります。まだ新生児と呼ばれる生後1ヶ月の赤ちゃんの授乳間隔は短く、1回の授乳時間も短いです。

まだ力の入れ方がわからない新生児は母乳を吸う力も弱いため、少し飲むと疲れて眠ってしまいます。そのため、産後すぐで体力が戻っていない中で頻繁に授乳をしなくてはなりません。

母乳で育てる場合、授乳の目安は1~2時間おき、母乳とミルクと半々くらいの授乳で2~3時間おきが平均的な回数です。母乳は左右それぞれ5~10分ほど飲ませてあげます。

この時期は1日に何度も飲ませても問題ないため、赤ちゃんによっては1日10~12回ほどの授乳回数の子もいます。つまり、もっと飲む赤ちゃんであれば授乳回数はそれ以上になることもあるのです。

一回の授乳で20分以上授乳すると、授乳回数は少なるかもしれませんが、母子ともに負担がかかります。授乳時間は10分までを目安に様子を見ながらあげましょう。一旦やめても赤ちゃんが母乳を欲しがるようなら続けて飲ませてあげます。

高齢出産は母乳率が低い?

本来であれば、出産後は母乳が出るようになりますが、一般的には高齢出産ママの場合、母乳率が低いといわれます。実際に授乳を母乳だけで行った人の割合は、20代では約80%だったのに対し、35歳以上の方では50%ほどだったという調査もあります。

この理由としては、高齢出産の場合帝王切開でお産をする割合が増加することが関係しています。

帝王切開で生まれた赤ちゃんは母乳より先にミルクを飲むことになるため、赤ちゃんが乳頭混乱を起こすケースがあります。

乳頭混乱というのは、赤ちゃんがお母さんの母乳を飲むことを嫌がってしまい、ミルクしか飲まなくなることです。

生まれたばかりの赤ちゃんはまだ吸う力が弱いために、より体力が必要になる母乳よりもミルクの方が飲む力も少しで済むために、母乳よりもミルクを欲しがる傾向にあります。

母乳率が低いのには、赤ちゃん側の選択によるものとの見方が強いため、高齢出産だから母乳が出にくくなるということではありません。

医学的な背景であれば、女性は年齢とともに乳腺機能が低下するために母乳が出にくくなるという意見もあります。他には母乳が出にくいことでのストレスが、さらに母乳を出にくくさせるという悪循環の場合もあります。

人間の体は年齢を重ねるとストレスの影響を受けやすくなるので、母乳が出にくくても落ち込まず、赤ちゃんが元気に育つ方法を考えていきましょう。

高齢の方でもたくさん母乳が出る場合もありますし、逆に若くても全然出ないという方もいます。

母乳の分泌量と年齢は必ずしも因果関係はありませんので、バストマッサージや母乳の出やすくなるような食事療法も取り入れてみましょう。

育児は体力勝負

育児が始まると赤ちゃんが泣けば起き、授乳で起き、と睡眠時間がぶつ切れになってしまうのです。みなさんも経験があるかと思いますが、若いときは眠っても眠っても眠れて、そのために腰が痛くなるようなこともなかったでしょう。

一度起きてもすぐに眠れましたし、眠るのが楽しかった方もいるのではないでしょうか。しかし、年齢を重ねていくと、体は疲れているのに寝付きが悪かったり、夜中に目が覚めてしまって明るくなるまで眠れなかったりと、睡眠の質や量が変わってきていると思います。

子供の頃、祖父や祖母がやたらと早起きなのを不思議に思っていましたが、眠るのには相当に体力が必要なのです。体力がないと眠る力も低下するため、育児によって睡眠不足となりさらに体力を消耗してしまうのです。

体が疲れていると気力も無くなります。気力が失われることで、産後うつを発症する可能性もあります。

産後うつはマタニティブルーから始まりますが、きっかけは夜眠れないことで、日中イライラしたり、イライラしまう自分に自己嫌悪したりときっかけは些細なことで、重症化するとうつとなり治療が必要となります。

そうなると育児もままなりませんし、本末転倒です。気力を保つためにも体力は必要なのです。

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更年期障害と育児の時期が重なってしまう

切実な問題となるのが、高齢出産後に更年期障害がやってきてしまうということです。しかも出産後のタイミングであれば、マタニティブルーや産後うつと見分けが難しいこともあります。出産や育児が始まったことでの生活の変化による可能性もあります。

五十肩・腰痛・喉の渇き・イライラなど他にも日常生活に支障をきたすような症状が出ることもあり、このような更年期障害の症状と育児が重なってしまったときは、本当につらい時期となってしまいます。

その上仕事に復職するなどの予定があれば、出産後のお母さんはパンクしてしまうでしょう。

もし更年期障害を疑うような症状が出た場合には、早めに婦人科で相談しましょう。症状がひどくなってからでは遅く、気がついたときに受診することが望ましいです。

更年期障害はホルモンバランスが崩れることで、自立神経が乱れて起こる症状があります。薬で症状が改善することもあるので、「本当は薬に頼りたくない」と思っても、それで日常生活や育児にやる気が戻るのであれば活用しましょう。

お母さんが愛情を持って育児を行うことは、今後の赤ちゃんの成長や発育にも関わってくる大事なことです。授かった子供のためにも、より良い選択をしてください。

また、更年期障害の症状緩和にはストレスを出来るだけ溜めないという方法も有効です。マタニティブルーや産後うつの場合、またいずれの症状のない方にも当てはまりますが、できるだけリラックスできる時間を作りましょう。

育児は一人で頑張るものではありません。家族や周囲の人の助けを借りて、全員で協力して育てていくという気持ちで子育てをすることが大切です。

できないことはできないと言ってもいいですし、周りの人にお願いしたり頼ってしまってもいいのです。そして更年期障害であれば、周囲の理解も重要となってきます。

今の状況を伝えておくことで、イライラしても当たってしまっても、そういう症状が出るという理解があれば、周りの人もあなた自身も気持ちが楽です。

高齢での出産にトラブルはつきものと割り切り、それをどのように回避したり、予防・改善したりするのか、その後のケアやフォローを大切に考えていきましょう。

参考記事
>>高齢出産のママが更年期に気をつけること!更年期を乗り切ろう

体力の回復を早めるポイント

妊娠中は赤ちゃんのために栄養を摂りましたが、産後はお母さん自身のために十分な栄養を摂る必要があります。

特にタンパク質と鉄分をとることで体の回復力が高まりますので、積極的に摂取しましょう。産後の回復力を早められるかどうかは、産後1ヶ月が分かれ目となります。この期間に睡眠を十分にとり、栄養のある食事をとり、適度に体を動かして、体作りと生活基盤を作っておくことが重要です。

また、お産で開いた骨盤を矯正するのもこの1ヶ月の間にケアをしましょう。この期間にケアを始めないと産後太りにつながってしまい、妊娠前と同じ体型を維持するのが難しくなってしまいます。

ついつい子供を甘やかしてしまう

高齢出産の方全てに当てはまるわけではありませんが、なかなか妊娠できなかったり、不妊治療でようやく授かった赤ちゃんだったり、高齢出産の場合には待望の赤ちゃんであることが大半です。

経済的な余裕もあることも一因して、生まれた子供を甘やかしてしまう傾向にあります。欲しいものを欲しいだけ買い与えてしまったり、悪いことをしても叱れなかったり、我が子の可愛さに甘い顔ばかりしてしまう・・・実際にそのような方も多いです。

子供がかわいい気持ちはもちろんわかりますが、過度な甘やかしや愛情は、その子の将来のためにはなりません。「子は親をうつす鏡」とも言います。

溺愛と愛情を履き違えることなく、たくましい子に育つよう、育児方針については旦那様ともよく話し合いましょう。妊娠期間中からマメに話し合いをしておくことで、方針もぶれませんし、妊娠中、セックス以外の旦那様とのコミュニケーションにもなります。

現実的に、高齢出産では出産年齢によっては子供が成人するまで面倒を見られないかもしれないという可能性は事実ゼロではありません。どんな親子でも、ほとんどが親の方が早く旅立ちます。

高齢出産となると、子供といられる時間が短く、だからこそかわいがって育てたいという気持ちなのは自然なことで当然です。しかし、たとえ親がいなくなったとしても、一人もしくは兄弟・姉妹と力強く生きてもらうためには厳しさも必要です。

子供のことを想うからこそ、常識的な価値観を身につけさせてあげることは、お母さんの何よりもの愛情となります。

育児方針に困ったときは、新米ママのコミュニティに参加して周りの人の価値観を聞いたり、先輩ママからのアドバイスを受けたりと一人で悩まないようにしましょう。いろいろな年代の方の話を聞くことで独りよがりにならない育児ができるはずです。

まとめ

若いお母さんに比べると体力が低下し、回復にも時間がかかる高齢出産ママにとって、育児は本当に体力との戦いですが、出産前に基礎体力をきちんとつけておくことで乗り越えることはできます。

そのためには、妊娠前からの生活が重要になってきます。普段から食事に気をつけ、よく眠り、適度に運動するという3つのポイントを押さえておけば体力は落ちません。

妊活中であれば、今から気をつけましょう。すでに出産したママは、育児によって体力はついてくるので、その中で健康的な生活を心がけると良いですね。

高齢だと体力がないからダメ・・・なのではなく、高齢出産ならではの良い面は沢山あります。母親として子供を受け止める力は高齢ママだからこそスキルも高いのです。

育児に関するスキルは若い新米ママとスタートは同じかもしれませんが、これまでの経験値はまったく別物でしょう。そこから出てくる余裕はやはり若いママにはない特別なものです。体力は精神力でカバーするといった気持ちで育児に臨むようにしましょう。

参考記事
>>高齢出産の育児ブログ!!同じ境遇のママさんを参考にしよう

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