東京で出産する高齢ママの病院選び!高齢出産なんて怖くない
高齢出産にはリスクがあるといわれていますが、高齢ママでなくとも出産には少なからずリスクがつきものです。
とはいえ誰でも、できるだけ安心・安全に出産をしたいと願うものです。
そこで今回は、
・周産期医療とは?
・東京で高齢出産する場合の病院選びのポイントは?
・東京で無痛分娩やセレブ出産ができる病院が知りたい!
といった方に、平成22年10月より周産期医療体制に力を入れてきた東京都にスポットを当てて、高齢ママが東京で安心して出産できるよう病院の選び方や注意するべき点をまとめてみました。
東京生まれの高齢ママも、里帰り出産ができない高齢ママも、ぜひ参考にしてみてください。
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母子ともに健康な出産&元気な産後ライフを目指すママは、ぜひチェックしておきましょう!
この記事の目次
周産期医療とは
妊娠22週から生後満7日未満までの期間を「周産期」といい、妊婦さん、とくに高齢ママにはもっとも大変な時期で、頑張りどころでもあります。
また、合併症妊娠や分娩時の新生児仮死といった、ママ自身の身体やお腹の赤ちゃん、そして生まれたばかりの赤ちゃんの生命に関わるトラブルが発生する可能性が多い期間でもあるのです。
そのため、この周産期を含めた前後の期間における医療は、突発的なトラブルが起きてもすぐに対処できるよう、産科と小児科が連携した総合的な体制が必要であることから、「周産期医療」と表現して区別されています。
妊産婦のために東京都が考えた仕組みとは
東京都では、安心で安全な出産のために、平成22年10月から周産期医療体制をより強化する「東京都周産期医療体制整備計画」を策定しました。そして5年後、この計画の進展状況を踏まえたうえで必要な見直しを行いました。
その結果、平成28年5月1日現在で、東京都の周産期母子医療センターは、総合周産期母子医療センターが13施設、地域周産期母子医療センターが14施設、周産期連携病院は10施設、そしてNICUは329床となっています。
高齢出産では、母子ともに安心して出産できる周産期母子医療センターを希望する方も多いので、お住まいの場所の近くにあるか確認してみてください。
また東京都では、緊急に救命処置をしなければならない妊産婦について、平成21年3月より「東京都母体救命搬送システム」という、救急医療と周産期医療の連携によって迅速に病院に搬送できる仕組みを作って運用しています。
急を要するような事態が起きても、速やかに病院へ運んでくれるシステムは妊婦さんの安心につながります。身体に異常を感じたら我慢せずに、すぐに救急車を呼びましょう。
東京で高齢出産する場合の病院選びのポイント
出産する際の病院選びには、病院の設備・出産スタイルと病院の方針・サービスと費用などいくつかのポイントがありますが、高齢出産の場合はまず病院の設備が重要になってきます。
そもそも妊娠・出産は、年齢に関係なく100%安全と言い切れるものではありません。さまざまな条件や状態で予測のつかない結果になることもあります。
まして高齢出産であれば、子宮の疾患・高血圧・糖尿病・妊娠高血圧症候群などのリスクも高まり、胎盤トラブルや胎児側のトラブルなども起こり得ます。
そのようなケースが起きた場合は、産科以外の科との連携が不可欠となってきます。つまり、万一のことを考えたら、いざという時に適切な治療や処置をしてくれる病院を選ぶことが大切です。
自分の妊娠・出産に伴うリスクを知る
まず自分にどのくらいのリスクがあるのかを知って、それに応じた病院を選びをするのがポイントです。
判断基準の目安として、厚生労働科学研究が作成した「妊娠リスクスコア」というものがあります。
妊娠リスクスコアとは、あなたがお産をするときの年齢は何歳ですか・これまでにお産をしたことがありますか・身長は150cm以上ですか・タバコを1日20本以上吸いますか・毎日お酒を飲みますか・妊娠初期検査で下記の異常があるといわれていますか・これまでにどのような病歴がありますか、などの項目に答えて点数によってリスクの度合いを測るものです。
妊娠・出産に伴うリスクを知っておくことはとても大切なことですので、高齢ママと赤ちゃんの安心と安全のためにセルフチェックをしてみましょう。
高齢出産はリスクの高さによって病院を選びましょう
リスクの結果は点数によって3段階に分けられます。
高リスクグループは、「総合周産期母子医療センター」や「地域周産期母子医療センター」の指定を受けている、ハイリスク妊娠に対応できる大きな病院での出産をすすめられます。
中リスクグループは、総合または地域周産期母子医療センターの指定を受けている、ハイリスク妊娠に対応可能な病院か、ミドルリスクの妊産婦さんに対応できる「周産期連携病院」をすすめられます。
また、一般的な病院の産科・常勤の医師が複数いる大きい診療所・院内助産院なども含まれます。
低リスクグループは、ほぼリスクはないものとの判断から、助産院なども含めて医師1人の診療所でも出産が可能です。
周産期母子医療センターと東京都が創設した「周産期連携病院」
周産期母子医療センターは「総合」と「地域」の2つに分かれています。
総合周産期母子医療センターとは、リスクの高い妊婦さんや胎児に対応する、MFICU(母体胎児集中治療室)を6床以上、未熟児や重症新生児に対応するNICU(新生児特定集中治療室)を9床以上を有した、相当規模の産科病棟と新生児病棟を備えている、ハイリスクな妊娠・出産に対して高度な周産期医療を行うことができる医療施設のことです。
地域周産期母子医療センターとは、総合周産期母子医療センターに準ずる産科と小児科などを備えた比較的高度な医療を行うことができる医療施設で、総合周産期母子医療センターを補助する施設となっています。
周産期連携病院とは、地域の診療所や周産期母子医療センターと連携して、ミドルリスクの妊産婦さんに対応する二次救急医療機関です。
平成21年に東京都が創設したこの「周産期連携病院」は、24時間体制・休日や夜間でも救急患者の受け入れが可能・産科手術や合併症のある妊婦さんの母体管理などを行う、といった診療体制を備えている病院を、東京都が周産期連携病院として指定したものです。
東京都内の総合周産期母子医療センター(13施設)
東京都内の総合周産期母子医療センターは以下の通りです。
23区内
東京都立墨東病院(墨田区)、国立成育医療研究センター(世田谷区)、愛育病院(港区)、東京女子医科大学病院(新宿区)、東邦大学医療センター大森病院(大田区)、帝京大学医学部附属病院(板橋区)、日本赤十字社医療センター(渋谷区)、日本大学医学部附属板橋病院(板橋区)、昭和大学病院(品川区)、東京都立大塚病院(豊島区)
東京都内
東京都立多摩総合医療センター・東京都立小児総合医療センター(府中市)、東京大学医学部附属病院(文京区)、杏林大学医学部付属病院(三鷹市)
東京都内の地域周産期母子医療センター(14施設)
東京都内の地域周産期母子医療センターは以下の通りです。
23区内
聖路加国際病院(中央区)、東京慈恵会医科大学附属病院(港区)、東京医科大学病院(新宿区)、慶應義塾大学病院(新宿区)、順天堂大学医学部附属順天堂医院(文京区)、賛育会病院(墨田区)、東京女子医科大学東医療センター(荒川区)、葛飾赤十字産院(葛飾区)、国立国際医療研究センター病院(新宿区)、東京医科歯科大学医学部附属病院(文京区)
東京都内
立川病院(立川市)、武蔵野赤十字病院(武蔵野市)、町田市民病院(町田市)、公立昭和病院(小平市)
東京都内の周産期連携病院(10施設)
東京都内の周産期連携病院は以下の通りです。
23区内
日本医科大学付属病院(文京区)、独立行政法人国立病院機構東京医療センター(目黒区)、東京北医療センター(北区)、東京都保健医療公社豊島病院(板橋区)、順天堂大学医学部附属練馬病院(練馬区)、東京慈恵会医科大学葛飾医療センター(葛飾区)、昭和大学江東豊洲病院(江東区)
東京都内
青梅市立総合病院(青梅市)、日本医科大学多摩永山病院(多摩市)、東京慈恵会医科大学附属第三病院(狛江市)
東京で高齢出産する場合に病院選びで注意すべきこと
東京は高齢出産をする女性の数も多く、高度な医療を受けられる大きな病院も多いため、高齢ママでも安心して出産できる病院を選ぶことができます。
ですが病院選びのポイントは病院の設備だけではありません。それほどハイリスクの出産でなければ、出産スタイルと病院の方針・サービスと費用なども重要なポイントになります。
また、自宅から病院までの所要時間も無視できません。検診のたびに病院へ行くことを考えると自宅から近いことが大切ですし、破水したり陣痛がおきてから病院へ駆けつけるのに時間がかかっては困ります。目安としては、車で30分ほどで着ける病院を選びましょう。
ただし、東京の場合は交通量が多いので、時間が余分にかかることも考慮しておかなければなりません。
どの時間帯に病院へ急ぐことになるかは予測できませんから、病院までスムーズに到着できる道順も見つけておきましょう。そしていざとなったら、より早く病院へ着ける救急車を呼ぶことも忘れないでください。
東京でバースプランに合った病院を探す
高齢出産でも自然分娩を希望する方も多くいらっしゃいます。また、なるべく痛みがないように無痛分娩を希望する方も多いです。
そして、出産の感動をドラマチックにしたいとセレブ出産を望むママもいらっしゃいます。
一生に一度きりかもしれない出産、せっかくなら高齢ママの思い描くバースプランで産みたい方もいます。
無痛分娩でも自然分娩でも納得のいく出産ができるよう、出産したあとの入院生活も快適に過ごせるよう、人気のある病院をご紹介していきます。
東京での高齢出産~無痛分娩ができる病院~
東京都内で無痛分娩が可能な病院をご紹介します。
田中ウィメンズクリニック
365日・24時間体制で費用は約100万円。費用は高めですが100%痛くない分娩をうたっているクリニックです。
豪華な個室と食事で超人気なクリニックですので妊娠がわかったらすぐに予約を入れましょう。
公式ページ>>田中ウィメンズクリニック
国立成育医療研究センター(総合周産期母子医療センター)
365日・24時間体制で費用は約80万円。ハイリスク妊婦を優先的に受け入れている国立の高度専門医療センターです。
国立の機関でもあり、産科麻酔科医が24時間体制で対応してくれて安心なのですが、それだけに人気もすごいため、予約を取るのはかなり難しいです。
公式ページ>>国立成育医療研究センター
東京大学医学部附属病院(総合周産期母子医療センター)
計画無痛分娩(夜間休日など麻酔科医不在時には無痛にできないことがある)で費用は約80万円87万円。
通称「東大病院」と呼ばれるこの病院では、無痛分娩ではなく「和痛分娩」といいます。
和痛分娩は計画分娩のみですが、和痛を望むほとんどの妊婦さんが和痛分娩で産んでいるという実績があります。
公式ページ>>東京大学医学部附属病院
東京慈恵会医科大学附属病院(地域周産期母子医療センター)
計画無痛分娩(夜間休日など麻酔科医不在時には無痛にできないことがある)で費用は約80万円。
東京タワー近くというアクセスの良さと、NICUなど医療体制が充実しているのがオススメポイントです。
公式ページ>>東京慈恵会医科大学附属病院
東京での高齢出産~自然分娩も無痛分娩もできる病院~
東京都内で自然分娩も無痛分娩もできる病院をご紹介します。
東京マザーズクリニック
365日・24時間体制で費用は約100万円。分娩初期から完全無痛もできますが、希望によっては自然分娩の途中から無痛分娩へ切り替えることもできます。
全室個室と豪華な食事、ホテルのようなサービスレベルを受けられるため費用はお高めです。
公式ページ>>東京マザーズクリニック
東京衛生病院
365日・24時間体制で費用は76~86万円。準総合病院であるこの病院は無痛分娩でも有名で、年間1600件以上という実績を誇っています。
また、自然分娩で自然な流れを待ち、途中から無痛分娩に切り替えることも可能です。入院中の食事も評判が良く、ヘルシーな菜食メニューや毎日実施されるデザートバイキングが入院患者さん達に喜ばれています。
公式ページ>>東京衛生病院
東京での高齢出産~セレブ出産ができる病院~
東京都内でセレブ出産ができる病院をご紹介します。
山王病院
計画無痛分娩(夜間休日など麻酔科医不在時には無痛にできないことがある)。費用は、個室が135万円~、高級な個室は200万円~。
神田うのさんや松島奈々子さんなどの芸能人御用達の病院ということで大変人気がありますが、紹介状が必須となっています。
夕食は栄養士が監修するメニューで、洋食ではフランス料理のフルコースという豪華さです。陣痛室が分娩室にもなる「LDR室」が用意されているのも大きな特徴です。
公式ページ>>山王病院
愛育病院(総合周産期母子医療センター)
365日・24時間体制で費用は69万円~(麻酔分娩では16~18万円がプラスされる)。皇室との縁も深い由緒ある病院で、セレブ産院のひとつでもあります。
この病院では大部屋と個室を選ぶことができますが、標準の二人部屋使用の正常分娩なら入院費用も含めて総額が68万円ほどとなり、他の無痛分娩の病院と比べてもそれほど高くはありません。
ただ個室にすると1泊の料金が25,000円~50,000円となり、出産費用の総額が100万円前後かかるため立派なセレブ出産といえます。
公式ページ>>愛育病院
聖路加国際病院(地域周産期母子医療センター)
費用は約80~90万円(VIPルームは100万円~)。シャワーやトイレが完備した全室個室でプライバシーを重視した造りになっています。
和食がメインの食事も好評で、「LDR室」が用意されているのも安心材料となっています。
公式ページ>>聖路加国際病院
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