安定期

高齢出産だと安定期でも油断は禁物?安定期の過ごし方と注意点

一般的には、35歳以上の初産のことを「高齢出産」といいますが、高齢出産を控えた妊娠期の中でも、「安定期」にはどのような体調の変化が起こるのでしょうか。

また、いくら「安定期」であったとしても、注意しなければならないことなどはあるのでしょうか。

そこで今回は、

・安定期はどのような体調の変化がある?
・安定期の過ごし方を知りたい
・安定期で注意することは?

といった方に、高齢出産の中でも、特に「安定期」にスポットを当ててご紹介します。

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増加する高齢出産

35歳以上で初産を迎えることを、一般的には「高齢出産」として区別していますが、近年では女性の社会進出が増えたと共に、晩婚化傾向も高まり、高齢出産を迎える女性は年々増加しています。

厚生労働省の統計を見ても、特に第1子に限った出産を示しているわけではありませんが、現在では出産している女性の4人に1人は、35歳以上であるというデータが公表されています。

安定期とは

待望の赤ちゃんをおなかに宿したことが分かってから、女性のからだはおなかの赤ちゃんの成長と共に、さまざまな体調の変化を迎えます。

妊娠期間を大きく分けると、「妊娠初期」、「妊娠中期(安定期)」、「妊娠後期」、の3つに分類されます。

なかでも妊娠期間中における「安定期」は、一般的に妊娠5か月~7か月頃(妊娠16週~27週)のことを指します。

もちろん安定期といっても、人それぞれ体調の良し悪しは異なりますし、一概にはいえませんが、体調の乱れも起きにくく、比較的に穏やかに過ごせる時期です。

待望の赤ちゃんを授かったことが分かった頃の妊娠初期は、つわりで気分が優れなかったり、流産や妊娠に対するさまざまなことが気になったり、体調や気持ち的にも落ち着かない時期でしたが、安定期には胎盤の状態も落ち着き、流産などのリスクがより高い高齢出産においても、安全性が上がり、一安心できる時期といえます。

安定期の体調変化

同じ安定期の中にあっても、月齢によって体調には少し変化が見られます。

それぞれの期間で、どのような体調の変化がみられるものなのかを見てみましょう。

妊娠5か月頃(妊娠16~19週頃)

妊娠5ヶ月頃になると、子宮の大きさも大人の頭くらいになりますので、他の人が見ても気付くくらいに、おなかも目立ってきます。

妊娠初期にはつわりがひどく気分のすぐれない日が続き、食事もあまりのどを通らなかった方も多くみられます。

そのような方であっても、安定期に入ると胎盤も完成してきますので、つわりの症状も落ち着き、食事の量も増えてきます。

なかには、これまでの食の好みが変わり、ハンバーガーやフライドポテトなどのような脂っこいものや、今まであまり口にしなかったものなども食べたく感じる方もいます。

また、倦怠感や眠気を強く感じたり、においに対しても過敏になっていたりする妊娠初期とは異なり、安定期では比較的に過ごしやすくなってきます。

赤ちゃんに母乳を与える準備も始まり、乳腺が活発に発達していきますので、バストも大きくなってきます。

赤ちゃんの聴覚も発達してくる頃ですので、積極的におなかの赤ちゃんに話しかけるとよいでしょう。赤ちゃんに良い音楽などを聴かせてあげるのもよいでしょう。高齢出産の方は、特に不安を抱えている方も多いですが、お母さんも赤ちゃんと一緒にリラックスできます。

妊娠6か月頃(妊娠20~23週頃)

妊娠6か月頃になると、胎動を感じ始める方も多くなってきます。ただし、胎動の感じ方には個人差がありますので、感じる時期が少し遅くなることもありますから、心配はいりません。

皮膚の色素が沈澱しやすくなり、肌の黒ずみが気になることもあります。また、大きくなってきたおなかに圧迫され、足がむくんできたり、からだの冷えを感じやすくなったりする方もいます。

栄養面でもカリウムが不足することが原因になることもありますので、食事の際には、野菜類や豆類、果物などを多めに摂るように心がけましょう。

カリウムは血圧の上昇を抑えると共に、高血圧の原因ともなるナトリウムの排せつを促してくれます。夏場にこの時期を迎える妊婦さんは、汗と共にカリウムが失われてしまいますので、特に注意した方がよいでしょう。

妊娠7か月頃(妊娠24~27週頃)

妊娠7か月頃になると、おなかもだいぶ大きくなり、からだのバランスが取りにくくなってきます。

また、大きなおなかによって腰や足への負担も増え、腰痛や足の痛みを感じたり、こむら返りを起こしやすくなったりします。

妊娠中には、腰痛や肩こりなどの不調を感じる方も増えてきます。ウォーキングなどの軽い有酸素運動は、血流もよくしますので、不快なからだのお悩みも解消してくれます。

また食欲も増してきますので、必要以上に体重が増え過ぎてしまうこともあります。体重の過度な増加は、おなかの赤ちゃんに影響を与えるばかりか、今後の妊娠期間中のさまざまなトラブルや、分娩時にも関係してきますので、注意が必要です。

また、急に大きくなってくるおなかに対応しきれずに、「妊娠線」が気になってくる時期でもあります。

妊娠線は大ききなるおなかだけではなく、バストにもできてしまう場合がありますので、予防クリームなどを使ってマッサージをして、お肌の保湿や潤いをキープするように心がけておくとよいでしょう。

大きくなったおなかに圧迫され、1回に摂れる食事の量が限られてくることもあります。1日の摂取カロリーや栄養バランスに注意して、1日分の食事の量を数回に分けて、複数回の食事を楽しむのもよいでしょう。

安定期に注意したいこと

安定期にはおなかの赤ちゃんもどんどん成長していく時期です。赤ちゃんを守るお母さんとっても、見逃すことのできない大切な時期です。

赤ちゃんにますます栄養を分けてあげなければなりませんし、たくさんの血液を送っていますので、鉄分やカルシウム不足が目立つようになり、鉄欠乏性貧血に悩む方も増えます

鉄分は、日頃の食事からでも十分に賄えるものです。ひじきや海藻などを積極的に摂るように心がけましょう。

また、高齢出産の方は特にこの時期には、妊娠中毒症の注意が必要です。妊娠中毒症になってしまうと、子宮や胎盤に運ばれる血液の量が減ってしまい、胎盤の働きが悪くなるために、おなかの赤ちゃんの発育にも影響を与えてしまいます。

食事面では、塩分の摂取を抑え、カロリーの摂りすぎにも注意しましょう。塩分量は、「1日8g以下」が目安になります。

また、豆類や豆製品、乳製品や鶏肉など、良質なたんぱく質を適量取ることも大切です。そして、適度な運動は欠かせません。体調が比較的穏やかな安定期には、体調を考慮しながら、お散歩や軽いストレッチなどを積極的におこないましょう。

安定期の貧血予防

妊娠期間中はどの期間でも注意が必要ですが、特に妊娠中期の貧血予防には、鉄分、良質なたんぱく質、ビタミンCを豊富に含む食材を多く摂るように心がけましょう。

鉄分は、日頃より貧血に悩まされていることの多い女性にとっても必要不可欠なものです。妊娠中はもちろん、授乳中にも、できるだけ多くの鉄分を摂るよう心がけたいものです。

鉄分には大きく分けて肉や魚などの動物性食品に含まれる「ヘム鉄」と、野菜などの植物性食品や乳製品などに多く含まれる「非ヘム鉄」とに分けられます。

「ヘム鉄」は「非ヘム鉄」に比べて、体内への吸収率も高くなっていますが、「非ヘム鉄」であっても、摂り方によっては、吸収しやすくなります。レモンなどのかんきつ類に代表される「ビタミンC」は、「非ヘム鉄」の吸収を助けてくれます。

また、ビタミンB12やB6、葉酸を多く含む食材は、造血効果も期待できますのでおすすめです。

カツオやマグロなどの赤身の魚や、アサリや赤貝、カキなどの貝類、ホウレンソウや小松菜、ブロッコリーなどの緑黄色野菜、さつまいもやいちご、ミカンやレモンなどのかんきつ類、レバーや赤身肉、ひじきやわかめなどの海藻類、卵や牛乳、大豆などの豆類は、鉄分が多く含まれている食材です。

まずは新鮮な食品から摂取できることが望ましいですが、最近ではさまざまなサプリメントなども販売されています。不足している分はサプリメントなどで補うなど、普段の食事に上手に取り入れてみましょう

体重管理や適度な運動

妊娠をしている方は誰でも、おなかの赤ちゃんが無事に、できるだけ安産で出産したいと思うものです。

安産になるためには、妊娠中の体重の管理や、股関節などの柔軟性も大きく影響してきます。無理はいけませんが、その日の体調をみながら、適度な運動やストレッチをおこなうとよいでしょう。

マタニティスイミングやマタニティヨガなど、妊婦さんでも安全におこなえるような運動を専門的に教えてくれるところもありますが、近くの公園へお散歩に行くなど、ご夫婦でウォーキングを楽しむのもよいでしょう。

ウォーキングには何の準備もいりませんし、気分転換にも最適です。歩くことで、体重の過度な増加を防いだり、歩きながら骨盤の筋肉をきたえることもできますので、一石二鳥です。

ただし、体調の感じ方やおなかの赤ちゃんの状態には個人差がありますので、主治医の指示を仰ぎ、無理のない範囲でおこなうようにしましょう。体調の変化には注意し、少しでも異変や違和感をおぼえる場合にはゆっくりと休憩をし、すぐに検診を受けるようにしましょう。

安定期でも油断は禁物

無事に妊娠初期を過ぎ、安定期を迎えた方の喜びと安堵感は、計り知れないものがあります。

妊娠6か月頃(妊娠22週目頃)になると、それまで流産の危険性がありましたが、今度は早産や死産の危険性が出てきます。

「早産」の場合には、からだのさまざまな機能はまだまだ未熟ではありますが、高い医療技術を施すことで、生存の可能性もあります。

しかし、いくら生存の可能性が出ているからといっても、安定期以降に発達してくるからだの器官や機能はたくさんあるため、脳や視神経などに後遺障害を残してしまう可能性も高く、赤ちゃんのためにも、正規の出産までの期間を、できるだけ長くお母さんのおなかの中で成長させてあげることに越したことはありません。

そのためにも、いくら安定期ではあっても、体調や食事などの基本的な生活習慣や環境などには細心の注意を払いましょう。

切迫早産の多くのケースでは、経膣超音波検査によって子宮の検査をおこなうことで、早期のうちに発見することも可能ですし、予防の対策もとることができます。

安定期に流産や早産になってしまう原因

安定期に入ってからは、妊娠初期に起こる流産が、おなかの赤ちゃんの染色体異常を要因とすることが多いのに対して、安定期の流産や早産には、母体に原因があることが多くなっています。

特に高齢出産の場合には、よりリスクを伴うことがみられます。子宮の奇形や子宮筋腫、繊毛膜羊膜炎(じゅうもうまくようまくえん)、頸管無力症などの疾患が影響していることも多くなります。

腹痛やおなかに感じるいつもとは違う違和感や、いくら少量であっても出血があった場合には、主治医の診断を受け指示に従って安静にしておくようにしましょう。

こまめな検診が大切ですが、この時期には健診の間隔も少し広くなってきますので、異変を感じた場合には躊躇せずに、主治医に相談してみましょう。

安定期に済ませておきたいこと

待望の赤ちゃんを待ち望みながらも安定期に入ると、比較的からだの自由も効きますので、出産の準備やその他にからだの調子を整えるなど、済ませておいた方がよいことがたくさんあります。

いつ出産の兆候が表れても慌てることのないように、入院の準備をしっかりまとめておきましょう。

また、退院後に必要なものも早めに用意しておくことで、産後の体調が戻るまでにも、不自由なく過ごすことができるようになります。

さらに、出産後には赤ちゃんのお世話に時間を取られ、自分の歯の治療にもなかなか行くことができなくなってしまいます。

妊娠中は、女性ホルモンのバランスも変化し、お口の中の状態も変わりやすくなってしまいます。

妊娠初期には気分がすぐれず、お口のケアができにくかった方は、特に虫歯や歯周病なども心配です。元々歯に不安を抱えている方も、主治医の先生と相談しながら、安定期のうちに直してしまった方がよいでしょう。その際、歯科医院であっても必ず、妊娠していることは必ず告げるようにしましょう。

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