高齢出産したあとの抜け毛対策!若いママよりひどいのはナゼ?

高齢出産したあとの抜け毛対策!若いママよりひどいのはナゼ?

赤ちゃんを産んだママの70%が産後の抜け毛に悩まされています。しかしどうも、高齢出産のママの方が若いママよりひどくなっているケースが多いのです。

これは何が原因なのでしょうか?

女性の見た目は髪型や髪の量でかなり変わります。女性であれば年齢に関係なくいつまでも若くいたいものですよね。

そこで今回は、

・高齢出産後の抜け毛に悩んでいる
・高齢出産後の抜け毛を予防するには?
・高齢出産後の抜け毛対策が知りたい!

といった方に、高齢出産後の抜け毛がひどくなる理由と、その予防策と対策をご紹介していきます。

抜け毛を放っておくと、そのまま薄毛になってしまうこともあります。どんなにキレイにお化粧してオシャレをしても、髪が薄いと老けて見られてしまいます。

早めにしっかり対処して、子どもが大きくなったときに自慢できるようなママでいましょう。

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高齢出産だと抜け毛がひどくなるのはナゼ?

20代での出産後と、35歳以上の高齢出産後の抜け毛を比較すると、明らかに35歳以上の高齢出産のほうが症状は重くなってしまいます。

なかには、頭皮が透けて見えてしまうほど抜け毛がひどい高齢ママもいます。

女性は妊娠や出産をしていなくても、もともと30代後半になってくれば、エストロゲンは減少していき、薄毛になってくる女性も少なくありません。

その時期に出産が重なってしまうと、エストロゲンの分泌量が回復しなかったり、少ないままだったりして、よけいに抜け毛や薄毛が悪化しやすくなるのです。

また、毛根自体が老化していることも原因の一つです。

若いときから白髪があったり、男性なら若くして髪が薄くなってくる人もいますが、これもまた毛根自体の老化のあらわれで、髪の毛が生えてくるサイクルも乱れて遅くなり、回復力も弱くなっています。

髪の生え変わりサイクルは、成長期→退行期→休止期→成長期と繰り返していくのですが、年齢を重ねるにしたがって乱れがちになり、休止期が長くなったり成長期が短くなったりします。

このサイクルが乱れて遅くなるということは、次の髪が生えるまでに時間がかかるということです。

こうして抜け毛に拍車がかかり、高齢出産の方が抜け毛がひどくなってしまうのです。

そして、若いママに比べて産後の回復がしづらいことや、育児による疲れ方が激しいことも、抜け毛が治りにくい環境を作ります。

産後の抜け毛は何が原因?

産後は、高齢出産でなくても抜け毛に悩まされることが多くなります。

その主な原因は、妊娠中にはたくさん分泌されていた女性ホルモンの一つ「エストロゲン」が、出産を終えたことによって急激に減るためです。

エストロゲンを分泌して、血液中に行き渡らせているのは胎盤なのですが、出産時には胎盤も娩出されるため、それとともに血中からもエストロゲンが消失してしまいます。

エストロゲンには増毛作用があるので、それが激減することで増えていた髪が一気に抜け落ちてしまいます。

抜け落ちる期間は人それぞれですが、だいたい2~3ヶ月間ほどです。そして、抜けたあとの毛根は休止期に入り、一旦休むことになります。

ですが、休止期が終わればまた成長期に入り、毛母細胞の分裂がはじまります。

毛母細胞の分裂がはじまって髪が生えはじめるにはまた2~3ヶ月間かかりますので、出産後の抜け毛が始まって、また自然に髪が生えるようになるまでには約4~6ヶ月間ほど必要です。

育児疲れやストレスも抜け毛が治りにくい大きな要因

妊娠中は自分と旦那さまのことだけしていればよかったのですが、赤ちゃんが生まれるとその生活は一変します。

赤ちゃんが中心の生活になり、数時間おきの授乳や沐浴、おむつ替えも頻繁にしなければなりません。

夜泣きをすれば睡眠不足にもなり、赤ちゃんから目が離せない毎日が続きます。産後の体力が回復しきっていない状態でのお世話は、思っている以上に大変なものです。

旦那さまがフォローしてくれたり、手伝ってくれる家族がいればいいのですが、なにもかも高齢ママがしなければならないようだと、育児疲れだけでなくストレスもかかってきます。

ストレスは、血管を収縮させて血行不良を招きます。

血行不良は自律神経やホルモンバランスに悪影響を与え、血管が細くて少ない頭皮にも充分な血液を送れなくなってしまい、髪の成長の妨げとなります。

高齢ママは、できることは自分でしようと、まわりに迷惑をかけないよう頑張りすぎてしまう傾向があります。

ですが、ママが倒れてしまっては元も子もありません。まだ産後なのだと肝に銘じて、しっかり休息をとるのも育児のうちだと考えましょう。

赤ちゃんのお世話がママの一番のお仕事なのですから、それ以外は頼れる人がいれば頼ってください。

赤ちゃんのお世話も、沐浴やおむつ替えなど旦那さまや家族に代わってもらえることもたくさんあります。

なにもかも自分でしなければなどと思わずに、ゆったりのんびりと構えてストレスのない子育てをしていきましょう。

参考記事
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できるだけ早く抜け毛を治すために

高齢出産の場合は、若いママより抜け毛の度合いがひどくなることが多く、髪が回復するのも遅いため薄毛になりやすいものです。

しかし、ゆっくりとはいえホルモンバランスが元通りになれば髪の毛もちゃんと回復してくれます。ですからあまり心配しすぎないようにしてください。

というのも、産後の抜け毛を心配するあまりストレスになって心因性の円形脱毛症になってしまうママもいるからです。

ストレスを感じやすい人や、ストレスをなかなか発散できず、ため込んでしまう人は円形脱毛症になりやすく、円形脱毛症になってしまうと、産後の抜け毛のように自然に治ることはありません

病院にいって何かしらの治療を施さなくてはならなくなります。

休息と栄養、充分な睡眠をとるように心がけて、ホルモンバランスが整うのを待ちましょう。ゆったりとした気持ちで過ごしていれば、そのうち髪の毛も以前のように増えていきます。

あまりにも長引く抜け毛は産後が原因ではないかも

産後の抜け毛は、「産後脱毛症」や「分娩後脱毛症」といわれる産後特有のものですが、あまりにも長引いて元に戻らないときは、女性特有の「びまん性脱毛症」を疑ってみてください。

びまん性脱毛症は、頭髪全体が薄くなってボリュームがなくなるのが大きな特徴で、ほかにも抜け毛が増える・髪のツヤがなくなるといった症状がおこります。

女性ホルモンが大幅に減少する、更年期の前後から発症することが多く、閉経後にはさらに目立ってくる老化現象の一つです。

ストレスや加齢・ホルモンバランスの乱れなどが原因とされていますが、原因さえ取り除けば改善されやすい症状でもあります。

あまり心配しすぎるとストレスとなり、かえって症状が進行してしまいますので、頭皮のケアや専門医に相談することで不安をなくすようにしましょう。

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高齢ママは産後の抜け毛を放っておいてはいけません

産後の抜け毛は、産後特有のもので放っておいてもそのうち治る、それは女性ホルモンが潤沢に分泌される若いうちだけです。

高齢出産の場合の産後の抜け毛は、手遅れにならないうちにしっかりケアしなければなりません。早め早めの頭皮へのケアが、薄毛にならないための近道です。

人間の体の中での優先順位として、髪の毛への栄養補給は一番最後となっています。

ただでさえ産後で栄養を摂らなければならないママですが、母乳を与えている場合は、その栄養も赤ちゃんに送らなければなりません。

そうなると、ママの体への栄養は必要とされる場所に充分に行き渡りにくくなってしまいます。そのために髪の成長に必要な栄養が足りなくなり、抜け毛が治るのも遅くなるのです。

食事だけで栄養を補うのが難しいなら、育毛を促す手助けをママ自身がしましょう。多少お金がかかっても、大切な髪を守るための必要経費だと考えてヘアケアしてください。

高齢出産後の抜け毛に対する具体的な対策は?

通常の抜け毛対策としては、食生活の改善・適度な運動・ストレスの軽減などがあげられますが、高齢出産をしたママの場合はこれだけでは不十分といえます。

育毛用のシャンプーを使う、育毛剤を使う、育毛サプリメントをのむ、などの対策も併用してください。

母乳を与えている高齢ママは赤ちゃんへの影響も考えなければなりませんので、副作用の可能性がないものや無添加のものを使うようにしましょう。

育毛剤や育毛用のシャンプーを使うのに抵抗がある高齢ママは、まず育毛サプリメントから始めるのがいいかもしれません。

食事だけでは髪まで栄養が回らないこともありますし、サプリメントなら飲むだけなので手間いらずです。

ただ、育毛剤や育毛シャンプーの方が結果が出るのは早いかもしれません。育毛剤や育毛シャンプーなら、毛根に直にとどくだけでなく、塗布時にマッサージすることで頭皮の血行も良くなりますので、手応えをより早く感じることができます。

少しでも早く改善したい、少々お金がかかってもいいと思える高齢ママには、育毛サプリメントで内側から、育毛シャンプーや育毛剤で外側からのダブルケアをオススメします。

高齢出産後の抜け毛に効果的な食材は?

高齢出産をした後の抜け毛は、食事内容を変えるだけで改善するものではありませんが、抜け毛に効果的な食材を積極的に摂り入れることは大事なことです。

せっかく食事をつくるのですから、なるべく髪の回復に役立つものを用意しましょう。

タンパク質

髪の成分の99%を占めるといわれる必須栄養素です。

タンパク質が不足すると抜け毛はより深刻な状態になりますので、とくに母乳をあげている高齢ママは積極的に摂るようにしましょう。

タンパク質が多く含まれている食品は、豆腐・牛肉・鶏肉・マグロ・白見魚・アジ・卵・牛乳・枝豆などです。

別名「血のミネラル」と呼ばれる、健康な髪をつくるためには絶対に欠かせない栄養素です。

髪に必要な栄養素を運ぶための血液を作り、紫外線から髪を守る抗酸化作用があります。

鉄が多く含まれている食品は、牛肉・レバー・ほうれん草・マグロ・干しえび・干しひじきなどです。

亜鉛

アミノ酸を髪の主成分であるケラチンに変える働きがあります。そのため、この亜鉛が不足すると、抜け毛が増えて新しい髪が生えにくくなります。

亜鉛が多く含まれる食品は、生カキ・煮干し・イワシ・レバー・チーズなどです。

ビタミンB群

頭皮の環境を整えて新陳代謝を高め、髪が生えやすい状態にします。

また、ビタミンB6とタンパク質を一緒に摂ることで、髪の主成分であるケラチンが作られます。

ビタミンB群が多く含まれている食品は、豚肉・レバー・うなぎ・カツオ・マグロ・枝豆・ピーマンなどです。

ビタミンC

鉄や亜鉛の吸収を助ける働きがあり、髪を強くするコラーゲンを合成する効果もあります。

ビタミンCが多く含まれている食品は、レモン・イチゴ・枝豆・ピーマン・さつま芋・長いもなどです。

ビタミンE

髪の成長にはとても大切なビタミンです。

栄養や水分が頭皮や髪に行き渡るよう手助けする働きがあるため、頭皮の血行を良くして新陳代謝を促してくれます。

ビタミンEが多く含まれる食品は、うなぎ・アーモンド・ピーマン・オリーブ油・ごま油などです。

アリシン

疲労回復に良く効く香り成分を含んでおり、皮膚や髪だけでなく体全体を活性化させる効果があります。

アリシンが多く含まれる食品はニンニクです。

カルシウム

髪にツヤとコシを与えてくれるのがこのカルシウムです。

赤ちゃんに母乳をあげているママには不足しがちな栄養素でもありますので、しっかり摂取するよう心がけましょう。

カルシウムが多く含まれている食品は、豆腐・チーズ・牛乳・イワシの丸干し・干しエビ・ワカサギなどです。

産後の抜け毛がひどい・びまん性脱毛症・円形脱毛症の場合は

産後の抜け毛だと思っていたら「びまん性脱毛症」や「円形脱毛症」になってしまっていた、産後の抜け毛がいつまでも続いて症状がひどい、そんなときはまず病院で診察を受けましょう。

びまん性脱毛症や産後のひどい抜け毛など、女性ホルモンが主な原因と考えられる場合には、産婦人科・美容皮膚科・薄毛外来などを受診して相談してください。

症状によって治療法を検討してもらえ、場合によっては飲み薬やホルモン注射などで改善することができます。

ストレスなどからくる円形脱毛症だと思われる場合は、皮膚科や美容外科へ行きましょう。飲み薬や注射・レーザー治療などで対処してもらえます。

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