超妊娠初期からはじめたい妊婦さんの葉酸ケア!葉酸の重要性
もしかして妊娠したかもと思っても、その時期があまりに早すぎると妊娠検査薬ではまだ判断できません。
妊娠初期は0週〜15週までを指しますが、そのうち妊娠0週〜4週目までのことを超妊娠初期と呼びます。
この超妊娠初期は排卵、受精、着床、分裂を重ねる大切な期間で、赤ちゃんの健康に関わる重要な期間です。
赤ちゃんがの器官が作られ始めるのがこの超妊娠初期となるため、正しい栄養のとり方で、お腹の赤ちゃんには元気に育って欲しいですよね。
そして、この時期に「葉酸」を積極的にとることで赤ちゃんの成長に大きく影響するともいえます。
そこで今回は、
・超妊娠初期ってなに?
・二分脊椎症とはどんな病気?
・妊婦さんにとって葉酸が必要なのはどうして?
といった方に、超妊娠初期の妊婦さんになぜ葉酸が重要なのか、詳しくご紹介します。
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この記事の目次
超妊娠初期って?
超妊娠時期は、一般の妊娠検査薬では妊娠しているかどうかまだわからない時期です。
残念ながらこの時期の妊娠については産婦人科の検査でもわからないので、妊娠0週〜4週目までの超妊娠初期は、誰にも判断することのできない時期といえます。
しかし、この超妊娠初期でもわずかに妊娠の兆候があり、検査ではわからなくても、ご自身では感じ取ることができることもあります。
2人目のお子さんの場合には「初産のときと同じ感じがした」と超妊娠初期に、妊娠を実感する方もいらっしゃるくらいです。
妊娠は通常生理の予定日よりも後に、何となく自覚症状を感じはじめると聞きますが、超妊娠初期も同様に体は少しずつ妊娠による変化が始まっています。
超妊娠初期の体では、hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)というホルモンの分泌がはじまります。このホルモンは妊娠しなければ分泌されないホルモンで、とても重要な役割があります。
hCGは、赤ちゃんの体の形成が始まる、この重要な時期に欠かすことのできないホルモンでもあります。このホルモンが妊娠黄体を刺激することで、エストロゲン、プロゲステロンを促し甲状腺に刺激を与えます。
また、順調に妊娠が進行している場合、hCGの作用によって、本来4週目に来るべき生理が止まります。ですから、「生理がこないな」と思っているころには、すでに妊娠5週目となっている可能性もあります。
超妊娠初期にも自覚症状はある?
このように、妊娠が順調だとさまざまなホルモン分泌促されるため、ホルモンの作用によって体にはその兆候があらわれはじめます。その兆候は以下のようなものが多いです。
・眠気
・出血
・微熱、熱っぽさ
・腹痛
・食に対する変化(味覚の変化、食欲増進もしくは減退)
・バストの張り
これらの兆候にはもちろん個人差がありますが、普段の生理の前とは明らかに異なる変化を感じる方が多いです。
体温が上がるため、風邪の症状と間違える場合があり、妊娠に気がつくのが遅くなることもあります。いつもと変わった症状が出るようであれば、少し注意してみましょう。
また、生理予定日がきっちりしている人ほど、超妊娠初期でも妊娠したことがわかりやすいので、もし気になるようであれば、検査薬が使用できる頃に入れば、早めに検査してみましょう。
このように超妊娠初期でも兆候によっては妊娠に気がつく場合もあります。
一概に症状だけでは判断することは難しいですが、もし早めに妊娠がわかればそれだけ赤ちゃんへのケアができることになります。逆に、赤ちゃんへ悪い影響を与える薬やカフェインなどを避けることもでき、対策がとれます。
超妊娠初期に病気になると、赤ちゃんへどんな影響が?
超妊娠初期のうちに妊娠しているとわかれば、赤ちゃんへのケアを早めにすることができます。そのケアの中でも、生まれてくる赤ちゃんの先天的なリスクを減らすことができるというメリットがあります。
現代のお産では、医学の進歩により、出生前診断などで事前にお腹にいる赤ちゃんの障害がより高い確率でわかるようになってきました。
高齢出産をする女性も珍しくなくなり、伴って出産へのリスクも増えてきたことも事実です。
障害を持っているかどうかで出産の判断をしてしまうことの倫理的懸念も問題視されていますが、親になる女性としては、やはり自分の子供に先天的に障害があるかどうかは気になることでもあります。
日本では出産前の赤ちゃんには、先天性異常検査を無料で受けることができるようになっていますが、約2割〜5割の赤ちゃんに先天性の疾病があるとのデータが出ています。
先天性の疾病は、その病因として一番多いのが染色体異常、また遺伝によるものです。まさに原因20%〜30%を占める要因となっています。
他には、母体からのウイルス感染や薬の使用による影響などが挙げられます。
母体から感染して見受けられる先天性異常の中でも、風疹で感染すると、白内障や、心疾患、難聴などの症状が見られます。
サイトメガロウイルスが原因の場合には、小頭症や小眼球症になる赤ちゃんが生まれます。
妊娠1週目〜4週目にあたる超妊娠初期は、特に風疹感染による先天性異常では、妊娠8週目までの感染では白内障などの複数の障害が出ることが多く、妊娠20週目を過ぎれば、主に難聴の症状が出るなど、赤ちゃんの体ができあがる初期段階での感染の方が、その症状が重くあらわれます。
そのため、母体は感染に気をつけなければならないのですが、超妊娠初期の時期に妊娠していることに気がつかず、母体が疾病に感染してしまったり、その治療のために薬を使用するなどすることで、赤ちゃんの先天性異常の確率が高まることになるのです。
また、感染による内部要因だけでなく、外部要因についてでも妊娠3週目〜8週目で主要器官に先天的な異常があらわれる確率がもっとも高く、脳への異常は妊娠4週目〜13週目、目や心臓への異常は妊娠5週目〜9週目、聴覚においては妊娠9週目〜妊娠19週目の発症率がもっとも高い時期となります。
こうした先天性異常の発症する期間と割合でわかるように、超妊娠初期、そして妊娠がわかる前の期間が元気な赤ちゃんを産むためにはとても重要です。
事前に防ぎたい、赤ちゃんの先天性異常「二分脊椎症」
赤ちゃんの先天性異常があらわれる疾病の中に「二分脊椎症」という病気があります。二分脊椎症という病気ですが、脊椎骨が形成不全となることで発症する病の一つです。
何かしらの原因により赤ちゃんがお母さんのお腹の中で変形してしまい、本来であれば脊椎管の中にあるはずの神経が、脊髄や脊椎の外に出てしまうことで起きる神経管閉鎖障害です。
症状が軽い場合と重症な場合があり、重症になると、足の形が変形したり麻痺が出ます。他には膀胱や直腸などの腸管への影響や排泄障害が起こります。
その上、二分脊椎症になるとその半数以上が水頭症を合併してしまいます。水頭症は脳脊髄液の作用として生産・循環・吸収のいずれかの働きがうまく行われず、脳脊髄液の循環が滞り、脳室に蓄積されて大きく膨らんでしまう病気です。
脳が脳脊髄液で圧迫されると、脳障害を引き起こしますので、体の機能にも大きな影響を及ぼします。
二分脊椎症はどうやって予防する?
二分脊椎症は現在、胎児1万人に対して6人の割合で発症するといわれています。
奇形だけでなく合併症を発症しやすいため、もし二分脊椎症の赤ちゃんが生まれた場合、特効薬などはないため脳神経外科か小児外科での手術しか方法がありません。
生まれたばかりの新生児が受ける手術にはリスクが伴い、医療が進歩したとはいっても、完治や手術による後遺症が出ない可能性はゼロではありません。
染色体異常や遺伝が原因であれば防ぐことはできませんが、母体からの感染や妊娠を知らなかったという理由での異常は避けたいです。
日本でも浸透しつつありますが、海外では葉酸を摂取することでの先天性異常の予防が積極的に行われています。
諸外国で行われている疫学の調査によって「葉酸の摂取が二分脊椎症などの神経管閉鎖障害の発症リスクを低減する」ということがわかってきたのです。
日本でも海外より10年遅れましたが、2000年に厚生労働省が「神経管閉鎖障害のリスク低減のために、妊娠を計画している女性は食品に加えて、いわゆる栄養補助食品から1日0.4mg(400μg)の葉酸を摂取するよう」呼びかけるようになりました。
葉酸を摂取することによって、二分脊椎症などの神経管閉鎖障害のリスクは70%軽減するとされています。
葉酸とは何か?
葉酸とはほうれん草から発見されたビタミンB群である「ビタミンB9」のことです。1940年代に発見されました。葉酸は水溶性ビタミンで造血に作用します。
葉酸が不足すると貧血になる場合があります。逆に過剰に摂取すると発熱や蕁麻疹が出ることがあります。
赤ちゃんも喘息が出やすくなるなどのトラブルが発生する可能性もあるため、必要量以上に摂取することはやめましょう。
ただし、蓄積性が低く体内にとどまらないため、毎日摂取する必要があります。食べ物からの摂取と併せて、サプリメントによる摂取が推奨されています。
どんな食べ物に含まれているの?
葉酸を多く含む食品は、緑黄色野菜、果物、レバーなどが挙げられます。
野菜であれば、からし菜、ほうれん草、グリーンアスパラガス、ブロッコリーに多く含まれます。
果物だと、パッションフルーツ、マンゴー、アボカドに多く、納豆、鶏・豚・牛などのレバー、ぜんまい、わらびなどにも含まれます。
葉酸はどのくらいの量をとればいいの?
厚生労働省の基準では、食品に加え、栄養補助食品からは1日0.4mg(400μg)の摂取を目安にしています。
もちろん食事からも摂るのですが、食事からだけで摂取することが難しくなってきていることや、諸外国の報告では神経管閉鎖障害の発症リスクを抑えるためには、やはり栄養補助食品で1日0.4mgを別途摂取することが望ましいとされています。
葉酸は摂りすぎること過剰症が出ます。症状が出る出ないには個人差がありますが、1日当たりの摂取量は1.0mgを越えないように気をつけましょう。
たくさんとれば良いということではなく、食事で足りない分を補うという考え方なので、サプリメントを活用して上手に摂取するようにします。
なぜ葉酸は食品だけでは摂れない?不十分な理由は?
葉酸は水溶性ビタミンなので、熱に弱いこと、また茹でたり煮たりすることでその50%近くが茹で汁や煮汁の中に溶け出てしまいます。
茹で汁であれば調理の過程で捨てられてしまい、煮汁は飲むことで葉酸は摂取できますが、塩分のとりすぎなど弊害が出てきてしまうので、食品だけで必要量を摂取するのは難しいのです。
そのために、栄養補助食品などで不足分を補うように推奨されています。
また、サプリメントなど栄養補助食品として摂取した葉酸が、体内での利用効率85%と非常に高いのに比べて、食品から摂取した葉酸では体内に取り入れ活用されるまでに多くの段階を踏むため、利用効率は大体50%ほどです。
食品だけで必要量の葉酸を摂取しようとすると、食べる量を倍することから始めなくてはいけません。
しかし、体重管理の厳しい妊婦さんには不向きですし、現実的ではありませんので、サプリメントで摂取する方が効率良く体に負担もかけないために、適しているといえます。
ただし、人によっては葉酸のとり方に注意が必要となる場合もあるので、妊娠がわかった時点で葉酸サプリの飲み方などを産婦人科で一度相談しておくことをおすすめします。
葉酸サプリはいつから飲み始めたらいいの?
妊活中の方やいつかは子供が欲しいと思っている女性であれば、妊娠前から意識的にサプリメントで補いましょう。
先天性異常の確率は、赤ちゃんの体が形成されるごく初期の段階から高まっています。
特に神経管閉鎖障害の発症リスクを抑えるためには、妊娠の1ヶ月以上前〜妊娠3ヶ月までの間に積極的に摂るようにします。
また、妊娠時期は葉酸をはじめ、栄養バランスの良い食事が必要です。
お腹の赤ちゃんへ効率良く栄養を運ぶためには、妊婦さんのとる食事がなによりも重要となりますので、妊娠前から健康的な食生活を心がけておくようにしましょう。
妊娠前からの生活習慣が大切
元気で健康な赤ちゃんを育むには、超妊娠初期や妊娠がわかる以前の期間が大変重要となります。
超妊娠初期でも妊娠すればその兆候は微弱ながら感じることはできるので、もし「妊娠しているかも」と思うようなことがあれば、早めのケアを始めましょう。
お腹の赤ちゃんのためになることは、妊婦さんとなるあなたの体にとっても良いことです。ケアできることを早め早めに行うことでリスクを減らしていくことはできます。
また、妊娠したことを超妊娠初期から察するためには、普段から自分の体のことを知っておくことも大切です。
妊活中の方は特に、いつ赤ちゃんができても良いように、日頃の食事から気をつけて、葉酸も必要量を目安に摂取しておくと安心です。
サプリメントもいろいろな種類のものがあるので、比較をしながら毎日続けやすいものを選びましょう。これから生まれてくる赤ちゃんのためにできることを、今から始めておきませんか。
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