高齢出産で服用するクロミッドとは?不妊治療の効果と副作用

高齢出産で服用するクロミッドとは?不妊治療の効果と副作用

不妊治療による排卵誘発剤でもっとも使用される頻度の高い飲み薬に、クロミッドがあげられます。

比較的軽度~中度の排卵障害の患者に対して処方されることが多く、排卵誘発効果も高いのですが、そのクロミッドで思わぬ副作用が起こることも有名です。

そこで今回は、

・排卵誘発剤クロミッドってどんなもの?
・クロミッドの効果と弊害について知りたい
・クロミッドを服用する際の注意点は?

といった方に、排卵誘発剤クロミッドとは一体どんなものなのか、クロミッドはどんな治療薬なのか、身体にどのように働くのか、高齢出産でクロミッドを飲む前に知っておきたい情報をご紹介します。

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クロミッドとは

クロミッドとは、女性の排卵を促す排卵誘発剤の一種です。主にタイミング療法や人工授精などにおいて使われます。

一般に女性は毎月1回、子宮のなかにある卵巣から平均1個の卵子が排卵されます。排卵にあわせて夫婦でタイミングをとると、精子と卵子が子宮内で出会って妊娠することができるのですが、さまざまな理由で排卵が妨げられてしまうことがあります。

これがいわゆる不妊と呼ばれる状態の一つです。

排卵誘発剤とは、排卵しにくい状態の時に薬の助けを借りて排卵を促すためのものです。

排卵誘発剤クロミッドを使用することによって、卵子を排卵させ妊娠しやすくさせる効果が期待され、排卵障害による不妊治療での場合は、たいていこのクロミッドの服用から不妊治療がスタートするといっても過言ではありません。

通常は、生理周期5日目から1日に1錠、5日間服用しますが、クロミッド1錠で排卵が見られない場合は、2~3錠の服用を指示されることもあります。

クロミッドによる不妊治療

妊娠するためには、まずは卵子がしっかり育って排卵させないことには始まらず、クロミッドのような排卵誘発剤はその排卵に効果のある治療薬とされています。卵子を育てて妊娠率を上げる薬ですが、身体の中ではどのように作用しているのでしょうか。

クロミッドの身体の中での作用

排卵誘発剤には大きく分けて「卵子を育てる効果のある薬」と「排卵を助ける効果のある薬」の2種類が存在しますが、クロミッドは「卵子を育てる効果のある薬」の一つに分類されます。

不妊の原因が排卵障害である方向けのため、その成分であるクエン酸クロミフェンが、まず排卵をコントロールしている脳の視床下部に作用します。

クエン酸クロミフェンという物質が、視床下部にあるエストロゲン(卵胞ホルモン)を感知するセンサーの反応を鈍らせて、エストロゲンが不足しているとみせかけるのです。これによってエストロゲンの分泌がさらに促されて、排卵が起きるという仕組みになっています。

しかし、クロミッドを服用しても排卵しないことがあります。というのも、クロミッドは強制的に排卵させるわけではなく、排卵を誘発するものだからです。

もし排卵障害が強く、クロミッドが作用しない場合には排卵が起こらないこともあります。排卵が誘発されない場合は、注射によって女性ホルモンを充填する排卵誘発剤が使われることになります。

服用すると低温期でも基礎体温が上がってしまう

クロミッドを飲んだら低温期なのに基礎体温が上がってしまう症状が出たり、低温期なのに基礎体温がガタガタと崩れてしまうことがあります。

低温期のはずの時期に基礎体温が高くなり始めると、もう既に排卵してしまったのではないかと焦ってしまうこともあります。

クロミッドの作用により黄体ホルモンが増加することによって、このような症状が起こるといわれていますが、基礎体温が上がるのは決して悪いことではありませんので、あまり心配しすぎることはありません。

ただし低温期に基礎体温が上がっていると、排卵日の特定が難しくなり、うっかり排卵日に気が付かず逃してしまう可能性があるので、もしこのような兆候が見られたら、クロミッドを処方してもらっている病院へ経過観察のため相談に行きましょう。

クロミッドの効果について

クロミッドの効果としては以下のようなことが挙げられます。

1、排卵が安定する

クロミッドを服用することによってもたらされる効果は、安定して排卵が起こることです。排卵日の予想がしやすくなるため、タイミング療法や人工授精の際に妊娠の確率を上げることにつながります。

クロミッドの服用により排卵に至る確率は、第1度無月経で70%、無排卵周期症は80%で、そこから妊娠に至る確率は25~30%位になります。

排卵後の妊娠確率25~30%というのは、不妊治療を必要としない女性の妊娠確率と同程度になります。

この数値を高いと見るか低いと見るかはそれぞれですが、排卵障害の場合、自力での排卵が困難なことが多く、クロミッドなど排卵誘発剤などを飲み、排卵を誘発しないことには妊娠に至らないのです。

2、妊娠の確率を高める

クロミッドは錠剤の飲み薬として服用します。主に排卵のない方への治療薬ですが、正常に排卵していてもタイミング法での妊娠が上手くいかなかった方などを対象に利用されています。

排卵誘発法と呼ばれる治療法で、前述したとおり、クロミッドを服用して人工的に排卵日を決めて妊娠の確率を高めることができます。

クロミッドを使った排卵誘発法は、費用や時間など不妊治療の中でも負担が小さいので、不妊の原因がはっきりわかっていない段階では最初に取り組む価値のある治療法です。

また、排卵障害をお持ちの女性でも、不妊治療を必要とせずに排卵できる女性と、妊娠の確率を同じまで引き上げてくれるのですから、不妊治療にはとても有効な薬の一つです。

3、万能薬ではないことを理解する

ただし、クロミッドは誘発剤なので、必ず排卵するものではありません。何度も使用し、しばらくしても妊娠することができない可能性もあります。

この確率というのはあくまでも平均値なので、全ての方が当てはまるわけではありません。クロミッドを1周期飲んだだけで排卵して妊娠することができる人もいれば、10周期やっても排卵しなかったり、排卵はしても妊娠に至らなかったりすることはよくあることです。

そんな時は、やはり気持ちが焦ったり不安になったりすることもありますが、妊娠は「一度だけでも成功すれば良い」という気の持ちようで、確率の数字に左右され過ぎずに、治療薬を飲みながらも、日頃から自分のペースでできる限りの体質改善を行い、妊娠へのプラスになることを積み上げていくことだけ意識すると、不妊治療にも気持ちの余裕を持って臨むことができます。

クロミッドの副作用

クロミッドは排卵誘発剤の中でも体への負担が少ないものです。副作用もそれほどひどくはありません。不妊治療を始めるとまず最初に、このクロミッドの処方から始めるケースも多いですが、全く副作用がないというわけではありません。

1、卵巣への影響

クロミッドは主に腸から吸収されて肝臓で代謝されるので、肝臓が悪い方が服用すると肝機能に障害を及ぼすことがあるといわれます。

また、卵巣に腫瘍がある方やPCOS(多嚢胞性卵巣症候群)の方は、クロミッドの排卵誘発作用が悪影響を与える場合があります。

クロミッドの影響で卵巣が過剰に刺激されて、卵巣を腫大させる症状(卵巣過剰刺激症候群)となる危険性があるので注意が必要です。

他にも、クロミッドと併用してHMG製剤(ヒト閉経ゴナドトロピン)など、ほかの強い排卵誘発剤を使用する場合などでも併発する可能性もあります。

吐き気、嘔吐、お腹がはる、尿量が少なくなる、体重増加などを感じる場合は、すぐに医師に相談するようにしましょう。

2、双子が産まれやすくなる

クロミッドの副作用として代表的な例が、双子が産まれやすいこと。なんとかして一人でも子供を授かりたいと願う夫婦には、もしかしたら双子ちゃんが生まれるかもというのはむしろ嬉しくさえ感じるかもしれません。

しかし、双子妊娠というのは、通常の妊娠よりも出産そのもののリスクが高まります。無事に産まれてくれれば、幸せが二倍に膨らむのは事実ですが、出産までには母体の健康状態、双子ちゃんの健康状態について、それぞれ細心の注意を払いながら過ごす必要が出てきますので、医学的には副作用リスクの一つとされています。

特に高齢出産の場合では、出産自体にも身体にかかる負荷が、若い女性よりも大きくなるため、高齢出産でしかも初産の場合には、双子はリスクの高い出産となってしまうのです。

ちなみに、クロミッドを使用して妊娠した場合、20人に1人が双子を妊娠するといわれています。

確率としては5%なので、それほど高くないのかなと感じるかもしれませんが、クロミッドを飲まずに自然に妊娠する一般女性の双子妊娠の確率は約1%程度なので、それと比較するとやはりクロミッドを使用した場合の双子妊娠率というのは高いものだといえます。

3、長期間使用しない

双子妊娠の可能性以外での大きな副作用はありませんが、クロミッドは使用を続けると効果が落ちてきて効かなくなってくることがあります。

また、クロミッドを一定周期以上服用し続けると、頚管粘液が減少してしまいます。頚管粘液は、排卵期になると分泌が増え、精子を子宮まで到達させるために大切な役割を果たすものです。

それが少なくなってしまうと、タイミングを取る大切な時期に本来の役割を果たすことが難しくなり、妊娠が遠ざかってしまうのです。

そして、クロミッドが効かなくなってくると薬の投与量を増やしたり、より強い薬に切り替えたりしていかなくてはいけません。当然強い薬になるほど効果も強い反面副作用のリスクは増してしまいます。

4、子宮内膜が薄くなる

他には、子宮内膜が薄くなるなどの副作用が出ることもあります。子宮内膜は、受精卵が着床するためのフカフカなベットです。

このベットが薄くなるということは着床しにくくなり、妊娠の確率が低下してしまうということです。

その対処法のひとつとして、子宮内膜を厚くしてくれる効果がある葉酸サプリなどを日頃から摂取することも、妊娠しやすい身体作りのためには大切です。

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5、クロミッドを飲むと太る?

クロミッドを飲むと太る感じがする、という方が多いのですが、医学的には副作用で太ることはないといわれています。ではなぜ、クロミッドを飲むと太ると実感する人が多いのでしょうか。これにはいくつかの原因があります。

卵胞刺激ホルモンの分泌が増えることで太りやすくなる

クロミッドは卵胞刺激ホルモンの分泌を促進して卵子を育てやすくしてくれます。これまで、なんらかの原因で卵子が育ちにくかった人は卵胞刺激ホルモンの分泌が少ないなどの原因があります。

そのためクロミッドを飲むと卵胞刺激ホルモンの分泌が増え、ホルモンバランスが正常になるのです。

女性の身体は本来、丸みを帯びようと脂肪を溜め込みやすくなっています。ところが個人のホルモンバランスによっては、女性でも男性ホルモンが多かったりするといくら食べても太らない人もなかにはいらっしゃいます。

こういう方が、クロミッドを飲むと身体のホルモンバランスが整うことによって、女性本来の脂肪を溜め込みやすい働きをしようと身体が変化するのです。

女性でも、これまでたくさん食べても太りにくいと感じていたのに、クロミッドを飲みだした途端、急に太るようになったと感じるのは、こういった原因の可能性が考えられます。

食欲に波ができて結果的に偏食により太りやすくなる

クロミッドの副作用として、食欲不振が起こる場合があります。しかし、その反動として副作用が収まると一気に食べてしまうことがあるのです。結果的に、毎食ごとのカロリーバランスが乱れて、身体が脂肪を溜め込みやすくなってしまうのです。

いずれもクロミッドの直接的な副作用として起きるのではありません。薬を飲んだ結果、ホルモンバランスが整い、これまで男性ホルモンが多いなどの理由で太りにくかったものが、普通の状態になることで太りやすくなったと感じたりするのです。

また、食欲不振がおさまったあとに、気が楽になって一気に食べてしまうことで太ることも考えられますが、いずれも直接的な原因ではありません。

これまでの運動量も関係する

医学的な視点ではクロミッドを飲んでも太ることはないといわれるのは、このようなことからと考えられます。

日頃から運動の習慣をもち、身体の筋肉量がしっかりある人は、クロミッドを飲みだしても基礎代謝が多いので、しっかり筋肉でカロリーを消費してくれるため急激に太るということは感じにくいかもしれません。

逆にこれまで運動はしてないけど太りにくいと思ってた人は、それは男性ホルモンが少し多かったおかげで太りにくかっただけかもしれません。

その場合は、クロミッドを飲みホルモンバランスが整うことで太りやすくなったと感じる場合があります。

また、副作用による食欲不振が起きた場合も、ゼリーなど少しでも吸収が良いものを食べながら、おさまったときに一気に食べることを控えられるようにすると急激に太ることを抑えやすくなります。

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大切なのは日頃から運動を習慣化し、基礎代謝をあげることで太りにくい身体にすることです。そして、食欲不振が収まった時には一気に食べることを控えることです。

クロミッドの副作用に注意して異変を感じたらすぐに相談

クロミッドを服用する時は、こうした副作用に十分に注意することが必要です。

不妊専門クリニックの医師であれば、数周期服用したら1周期服用をやめるなどして、妊娠しにくい状態を作らないように調節してくれることも多いのですが、普通の産婦人科などの場合、そこまで細かい配慮をしてくれないこともあります。

もし、排卵期のおりものや生理の出血量が減ってきたなど、自分でもわかるようなクロミッドの副作用があらわれた場合は、遠慮せずに医師に伝えることが大切です。

その上で、他の排卵誘発方法を探っていくことが望ましいです。

クロミッド以外の排卵誘発剤

クロミッド以外にも、排卵誘発剤はたくさんあります。クロミッドというのは「クエン酸クロミフェン」という排卵誘発作用のある成分を元に塩野義製薬が製造している医薬品名で、他にも同じ成分を使った薬が作られています。

たとえば、セロフェンやフェミロンなどです。成分は違いますが、同じく排卵誘発作用のある「シクロフェニル」を使ったセキソビットという排卵誘発剤もあります。

ただ、排卵誘発剤でもクロミッドが1番古く開発された薬なので、クロミッドなどの排卵誘発剤を投与する不妊治療は「クロミフェン療法」とも呼ばれています。

まとめ

排卵誘発剤クロミッドは、排卵障害の不妊治療には欠かせない治療薬です。他の排卵誘発剤と比べて比較的リスクも少なく安心して使用できます。

そのため、不妊治療を始める初期段階では、クロミッドを使用するケースも多く「不妊治療薬のスタンダード」として広く普及しているものになります。

しかし、スタンダードな薬とはいえ、副作用が全くないわけではありませんので、クロミッドを飲み始めたら、薬を服用しながらも運動や食事面で生活習慣を改善したり、子宮内膜が薄くならないようにサプリメントを合わせて服用するなど、プラスの行動が必要になってきます。

リスクがゼロではないからこそ、できるだけ早く確実に妊娠できるように取り組むことが大切です。

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