高齢出産の子育てできついと思うことは?実体験でアンケート!

高齢出産の子育てできついと思うことは?実体験でアンケート!

高齢出産を考えていたり、これから出産する予定の方にとってやはり気になるのは子育てについてではないでしょうか。

子供と一緒にしたいこと、してあげたいこと、将来のことなど色んな未来の想像をする時間はとても楽しく幸せですが、やはり妊娠、出産を終えて疲れた身体では、実際に子育てが始まったとしても楽しいことばかりとはいえません。

そこで今回は、

・高齢出産の子育て、どんなことがきついの?
・高齢出産の先輩ママの子育てアドバイスを聞きたい!
・高齢出産した自分なりの子育てとは?

といった方に、高齢出産の先輩お母さん方の体験談をもとに高齢出産における子育ての実態について詳しくご紹介します。

「こんなハズじゃなかった!」「もっと準備しておけば良かった」と後悔したり悩む前に、自分なりの新しいビジョンを描く参考にしてみましょう。

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高齢で出産した人が子育てに感じている「きつさ」を知ろう!

基本的に子育てはどの年代のお母さんでも苦労しがちです。ですが年代によっては特有の悩みもつきものです。

高齢出産のお母さん達が何に悩んだり、きつさを感じているのか、どんな時にそれを感じたのかを項目別に、実体験やそれに対するお母さん達からのアドバイスを取り入れた上でご紹介します。

生まれた直後のきつさ

出産したてのお母さんの身体は、とても負担を感じています。そんな時に無理をしてしまって、きつい思いをしてるお母さん達がたくさんいます。

先輩お母さんの体験談

「びっくりする位に体力が衰えてしまっていた。今まで当たり前にしてたことがしんどく中々うまくいかなかった」(群馬・39歳)

「夜中に赤ちゃんが泣き出し、授乳するために起きなければいけないのに、目は覚めてるのに身体がおいつかず、すぐに身体をおこすことができなかった」(大阪府・45歳)

「出産したすぐは、腰や恥骨が痛すぎてしばらくまともに動いたり歩いたりできなかった」(北海道・37歳)

先輩お母さんからのアドバイス

「無理せずにちゃんと休むこと、全部をすべて自分でしようと思わないで、最低限のことだけすませて後は赤ちゃんと一緒に寝る位の気持ちが大切」

「開き直りが大切。できなくてもあまり気負わず、しんどいなら仕方ない、掃除などの家事は少しくらいサボっても大丈夫くらいおおらかに考える方が気持ちが楽」

「運動量が足りてなかったのか、元の生活に戻るのに時間がかかりすぎた。やっぱり妊娠中でも適度に運動したり身体は動かしておいたほうが後から助かる」

産後は無理をしない

高齢出産を終えた後のお母さんの身体は、内臓の機能が低下しているところに、妊娠や出産によってすさまじい負担がかかっている状態です。

更に妊娠している間は、お腹にいる胎児に合わせて生活をしていたため運動量も減っている場合が多く、筋力が落ちていたり体力が低下してしまっているのです。

そのため、赤ちゃんが産まれたからといってすぐに普通の生活に戻ることは難しい場合が多く、体調が回復しきるまでの一ヶ月程度はあまり無理をしないように気をつけましょう。

なるべく旦那様や家族などにサポートをお願いしながら、ゆっくりと元の生活に戻っていけるのが一番好ましいです。

しかし、妊娠中と同じような生活をずっと続けていても体力の回復に時間がかかってしまうので、軽い運動や体操などをとりいれながら無理なく身体を動かすことで、早期の回復に繋がります。もちろん人によって状態や体力に個人差があるので、無理をしない程度に試して下さい。

生後半年前後での育児のきつさ

産後しばらくすると、一ヶ月検診が終わったり、里帰りをしていた場合も自宅に戻ったりと、環境がまたあわただしく変わったり、本格的な育児との戦いが始まる頃です。

先輩お母さんの体験談

「子供にしてあげたいことや、やりたいこともたくさんあるのに体力がおいつかない」(埼玉・37歳)

「夜泣きがひどかったり、赤ちゃんにあわせた生活になるので思い通りに家事をしたり用事をすませたりできない」(兵庫・41歳)

「寝不足が増えすぎて体調を壊してしまった」(愛媛・35歳)

先輩お母さんからのアドバイス

「一人で頑張りすぎても無理。身近に頼れる人がいるなら相談してみたほうが良い」

「ベビーシッターや、地域でのサポートを受けられる場合は進んで利用してみるのもいいと思う」

「旦那さんに子育てや家事を協力してもらったほうがいい。一人ではしんどいけど、たまにでも旦那さんが協力してくれるだけで全然違う」

家事も子育てもできる範囲内で

この頃はまだ十分に体力が回復しきっていなかったり、新しい生活に戸惑ったりしている時期ですが、どうしても出産から日も経ってきてしまい、育児や家の事を頑張らないと、しっかりしないと、と思って不安定になってしまいがちな時期です。

ですが実際に高齢出産により変化した身体は中々元の状態に戻ることが難しく、本来なら一年近くかけてゆっくりと回復していきます

ですので一人で頑張ろうとせず、周りに助けてもらいながらできる範囲で頑張っていきましょう。初めから家事も子育ても完璧にできる人はそう稀にいないものです。

1歳を過ぎて成長しだしてからの育児のきつさ

赤ちゃんも1歳を過ぎてくると、成長してきて自我も芽生え、個人差が出てきます。成長の早い子だと歩き始めたり活発になってくる頃です。

また、この頃から身体も成長し体重も増え、抱っこしたり授乳するのも大変になってきます。

先輩お母さんの体験談

「歩けるようになってくると、少し目を離すとすぐにどこかへ行ってしまったり走り出したりしようとするので大変。」(奈良・36歳)

「外にでた時気をつけないと子供が道路に飛び出しそうになって危なかった」(鳥取・38歳)

「子供の体重が増えてきたせいか、腰への負担がひどく腰痛が治らなくなった」(広島・43歳)

先輩お母さんからのアドバイス

「ママ友がいると、一緒に公園に行った時などに順番に様子を見れるので楽だった」

「どうしても腰に負担がかかるので、たまに整体やマッサージ通ってみたら身体の調子が良くなった」

たまには育児を休憩しよう

成長してきた子供の成長に戸惑い、更に面倒をきちんと見なくてはいけないのに活発になっていく子供に振り回されてしまいがちな時期です。

そのためどうしてもお母さんの体力的な負担が増えてしまうようで、しっかりと自分が休める時間を作りながらではないと中々しんどいかもしれません。

たまには旦那さんや家族にお願いして、ゆっくり休んだりマッサージをしたりと身体を癒す時間を作ってあげましょう。

2歳を過ぎてからの育児のきつさ

2歳を過ぎてくると、すっかり小さかった子供も成長し活発になってきます。そうすると今までは何から何まで面倒を見ていたのが、子供が自主性を持つことにより色んなことに振り回されたりと段々ついていけなくなりがちです。

先輩お母さんの体験談

「子供同士で遊んでいるとき、危ない場所で走っていたり危険な事をしそうになったりする上、止めるもの大変」(大阪・37歳)

「子供が元気すぎて、一緒に遊んであげたくても体力が追いつかない」(福岡・38歳)

「体力がもたないからか、しんどくなったり子供が寝てる間に家事をしたりするので睡眠不足に」(岡山・41歳)

先輩お母さんからのアドバイス

「できるだけ友達同士で遊ばせながら、それを見守る側になる事でだいぶ楽になった」

「お母さんどうしで、色々相談したり話し合うことで新しい情報を知れたり、気持ち的にも救われた」

「外で子供が遊ぶときは、休日の場合旦那さんに様子見をお願いする日をつくってから家のこともやりやすくなった」

「子供が寝てるときに一緒にお昼寝をするようになったら寝不足が解消された」

親同士のコミュニケーションも取りながら見守ろう

子供が急激に成長した事によって、お母さんも子供もまた生活のリズムが変わってくる頃です。

また元気すぎる子供の体力についていけず、肉体的にもしんどい思いをする機会がふえてくるかもしれません。

ですがそれも子供が成長したことにより自由になる時間も増えるため、少しの工夫により子育てがだいぶ楽になったり、自分の時間がとりやすくなったりします。

ですがまだ完全に目を離せる歳ではないので、外を移動するときは手を繋いであげたり、友達と遊んでいる時も油断しすぎずに見守ってあげましょう。

また、友達がと一緒に遊んだりする機会も増えてくるため親同士でのコミュニケーションも必要とされてくるかもしれません。

高齢ならではの子育てで感じるきつさ

たくさんの体験談やアドバイスの中でも共通する子育てのきつさは、やはり『体力』が一番大きくなります。

若いお母さんなら平気なことでも、歳をとってしまってからでは簡単にいかなかったり、しんどいことも多いかもしれません。

そのため高齢出産を望んでいたり、今子育てで大変な思いをしている最中という方は、体力をつける事を意識していきましょう。

いきなり体力をつけるのは中々大変かもしれませんが、無理のない程度に日頃からの運動などによる体力づくりを心かげることで、子育てが少し楽になるはずです。そして家族や周りに理解者がいる場合はたまには甘えて手伝ってもらいましょう。

また若いお母さん達は金銭面においては余裕がなく、自分で面倒を見ることしかできない方も多いかもしれませんが、高齢での出産の場合はある程度金銭的にも自立して余裕があることも多いため、可能な場合はお金を払ってベビーシッターや託児所を利用することで、体力面をカバーすることも可能です。

地域によっては子育ての支援サービスなどを行っている場合もあるので、調べたり利用してみるのもおススメです。

高齢出産だから回避できるきつさ

高齢出産でのきつさについて、実体験を元にした説明をしてきましたが、逆に高齢出産だったからこそ良かったことや、きつい思いをしなくて済む部分も存在します。

もちろん体力面においては若さにはかないません。そのためしんどい思いもするかもしれませんが、歳をとったからこそできること、考えられることがあるのです。

まず第一に、若いお母さんよりも精神的に余裕がもてます。これは子育てにおいてとても強みになるのです。

精神的に未熟だと、せっかく楽しいはずの子育ても、些細なことでイライラしてしまったり、自信がなくなったりとメンタル的に苦労する若いお母さんが多い反面、高齢での出産をしたお母さんは、これまでの社会経験や人生経験からか、心に余裕をもっておおらかな気持ちで子育てに望めます。

ですので、強いストレスを感じることなく楽しく子育てがしやすいのです。また、もし自分が子供に対してよくない行いをしてしまった場合でも、周りからの意見に冷静に受け止めることができやすいでしょう。

また他にも若い間にたくさん働いたり遊んだりと、自分のやりたいことをたくさんしてからの子育てになるため、後悔することなく満足した状態で子供のことを最優先に生活していくこともできます。

更に周りに出産経験者が多く、困った時は相談したり助けてもらえたり、金銭面でのゆとりがもてたりとたくさんの強みがもてます。これらは若い時の出産では得られないあなたが子育てをするための貴重な武器になります。

あなたらしい子育てをしましょう

高齢になってくるとそれだけでも自分の中の変化がめまぐるしい状態の中、妊娠や出産、初めての子育てなどできつくて辛い思いをしたり、自分の努力だけではどうにもならない出来事も多くあるかもしれません。

ですがその苦しみも、無事赤ちゃんを授かって、産まれてきてくれたからこその経験です。どうしていいかわからず泣いてしまうことや、肉体がついていかずしんどい思いをすることもたくさんあるかもしれませんが、それも乗り越えた先には楽しかったり、幸せだった経験としてあなたの記憶の中には残るはずです。

また最初は体調も回復せず、大変な部分も多いかもしれませんが、そのための体調管理や運動などを続けていくうちに健康的な生活を手に入れられるチャンスにもなります。

子供は気づいたらすぐに成長してしまう存在です。だからこそ今の時間や出来事をひとつひとつ大切に大事な時間を一緒に過ごしていきましょう。そうすることで育児を乗り切る頃には、子供もあなた自身も素敵に成長していけるはずです。

子育てには正解は存在しません。それは人や家庭によって無限の選択肢や考え方があるからです。もちろん子供だって一人ひとり全く違います。

あなたの家庭や子供にとってはどんな子育てや生活が正解なのかを考えながら、マイペースにあなたらしい子育てをしていきましょう。そして有限である人生の時間を少しでも楽しいものにしようと努力することで、更に幸せな時間を手に入れられるのではないでしょうか。

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