ADHD

ADHD(注意欠陥多動性障害)とは?高齢出産でのリスクは?

今5人に一人が高齢出産で子供を産んでいるといわれています。高齢出産する女性は年々増加しており、さまざまな知識も広く知られるようになってきていますが、その中でもこれから高齢出産を迎える方にとって一番心配なのがリスクの高さではないでしょうか?

高齢出産の場合、ダウン症のリスクが上がることは周知の事実ですが、ダウン症と同時に合併症として発症することが多いADHDという症状があります。

そこで今回は、

・ADHDとはどんな病気なのか知りたい
・ADHDだとどのような行動をとるのか知りたい
・ADHDの子供にどう接すればよいのか知りたい

といった方に、ADHD(注意欠陥多動性障害)について詳しくご紹介します。

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高齢出産児に心配される先天異常

女性の高齢化による卵子の老化や質の低下などにより、ダウン症を代表とする染色体異常をもった赤ちゃんが生まれる確率が高くなってしまうことが明らかとなっていますが、父親の高齢も発達障害となる原因であることが指摘されています。

最近の研究では、45才以上の高齢の父親から生まれた子供は、ADHDの可能性が13倍にもなると報告されています。

このように、高齢出産による発達障害のリスクは、母親の年齢だけでなく、父親の年齢にも関係しています。

ADHDとは

ADHDとはAttention Deficit Hyperactivity Disorderの頭文字を取ったもので、発達障害の1つです。日本では注意欠陥多動性障害と呼ばれており、昔から存在する障害の1つです。

主な症状としては不注意、多動性、衝動性の3つが挙げられ、このうち2つ以上を発症することが多くなっています。

不注意の症状としては、主に集中力が続かない、すぐに物事を忘れてしまう等があり、多動性の症状にはじっとしていることが難しく、落ち着きがない等があります。衝動性には物事の良し悪しを判断できない、考える前に行動に移す等があります。

子供のうちはすべての子供がこれと似た行動をとるため、きちんとADHDと判断することが難しく、親のしつけが悪い、言うことを聞けない子という捉え方をされてしまうことも多く、判断のしにくい病気でもあります。

特にADHDの子供は学校に上がる年になっても知的の遅れはなく、学業などに支障をきたすこともありません。ただし感情のコントロールが上手にできないため、周囲も違和感を感じるようになります。

ですが、ただ感情を上手に制御できないという病気でもあるため、周りの理解が得にくいケースも多く、日本でもあまり広く知られていないのが現状です。

ADHDの原因とは

ADHDは、感情を司る脳に原因があると考えられていますが、まだ詳しい原因は解明されていません。人は行動を起こすとき、大脳の前側にある前頭前野でその行動を調節しているといわれています。

ADHD疾患のある子供は、この前頭前野に偏りがあると考えられています。また、脳にある神経伝達物質の不足も原因という説もあり、ドーパミンやアドレナリンの生成が不十分であるために、不注意や多動性の症状が表れるのではないかと考えられています。

ADHDの特徴

ADHDは感情や行動をコントロールできないため、全く集中力がない、奇行をしてしまうというイメージを抱くと思いますが、実はそうではありません。自分の興味のあることに対しては、大人が驚くほどの集中力を見せることがあり、満足して機嫌も良いためADHDかどうか判断することはより難しくなります。

特に赤ちゃんの場合、機嫌が悪いと泣いたり、暴れたりしますし、機嫌のいい時はおもちゃで夢中になって遊んでいるので、親でも全く気が付かないケースも珍しくないのです。

また、ADHDにかかっている患者さんは合併症を併せ持っていることが多くなっています。学習障害を持っている方は約60%近くおり、不安障害や気分障害といった病気を合わせて障害としている方は2割から7割もいるといわれています。

赤ちゃんのうちにもADHDかどうかは分かる?

ADHDはある程度年が大きくなってから診断される場合が多くなっています。大きくなってADHDと診断された子供の中には赤ちゃんの時に、

・夜長い時間寝てくれない
・物音にすぐ反応し、起きてしまう
・大きな声で泣き続けることがある
・抱っこしていると寝てくれるのに、寝かせると起きてしまう

といった症状があったというケースがあります。

しかし、これはADHDの赤ちゃんだけに表れる行動ではありません。何の病気の疑いもない赤ちゃんでも時として表れる症状です。そのためこれだけではADHDと判断することはできません。

赤ちゃんのADHDを見分けることは非常に難しいのですが、実はこの他にもADHDであるかどうか見分けることのできる目安があります。自分の子がADHDかどうかはこれから挙げるチェック項目を参考にしてみましょう。

赤ちゃんと目が合わない

お母さんと赤ちゃんがコミュニケーションを取る機会はたくさんあります。その中でも一番時間をかけているのが授乳の時間ではないでしょうか?この授乳のときに赤ちゃんと目が合わないと感じるようならADHDである可能性が高くなるとされています。

他にも目が見えるようになっているはずなのに、物音に反応しているのに、お母さんが呼んでもこちらを向いてくれない、目線が合わない、食事の最中に覗き込んでも目を合わせようとしない等の症状がありますので、赤ちゃんを注意深く観察してみましょう。

抱っこを嫌がる

抱っこをすると体をのけぞる、ばたばたさせるということも赤ちゃんにはよくある行動ですが、極端に抱っこを嫌がるような行動をみせるようならADHDが疑われます。

ADHDの赤ちゃんは体を触られることが嫌いな場合も多いので、大声を上げて泣くこともあり、注意深く赤ちゃんの行動を観察する必要があります。

ADHDの特徴でもある、落ち着くことの難しい多動性という症状が赤ちゃんの手足をばたつかせる行動につながっている可能性があります。

指をさして伝えることができない

通常赤ちゃんは月齢を重ねるにつれ、取ってほしい物がある時や食べたいものがある時は、そのものを指でさしてママにベビーサインを伝えてきます。ですがADHDの赤ちゃんはこの指さしをできないことが多くなっています。

自閉症の赤ちゃんにもみられる行動で、クレーン現象と呼ばれていますが、お母さんの手を掴んで、欲しいものがある場所まで連れて行く行為を取ることが多くなっています。

頻繁にこのクレーン現象ばかりを行い、いつまでも指をさすという行動を取らないようならadhdの可能性が疑われます。

上記のような行動がある場合ADHDの可能性が高くなります。もちろん可能性が高いとだけでa確定できるものではありません。あくまでも目安ですが、まずは自分の赤ちゃんの行動を観察してみましょう。その後、きちんと診断したい場合には、やはり病院を受診する必要があります。

しかし、赤ちゃんのうちに正式な診断を出すことは専門医であっても難しいです。成長過程を観察した上での診断結果となりますので、赤ちゃんのうちに連れて行ってもすぐに診断が出るというわけではありません。

ADHDが疑われても、ますは落ち着いて!

ADHDの疑われる行動が見られたからといって、すぐにどうしようと心配する必要はありません。赤ちゃんは月齢を重ねるにつれ「指さしできた」「目線があってきた」ということもありますので、まずは我が子の成長を見守りましょう。

赤ちゃんの成長は個人個人によってまちまちです。歩くことに関してもすぐにできるようになる子もいますし、そうでない子もいます。

特に早生まれの子などは成長が他の同い年の子と比べ遅いことも多いため、ADHDと勘違いされるお母さんも少なくありません。もし、どうしても心配が絶えないと場合には定期的に行われている検診等でまずは相談してみましょう。

ADHDの診断はどうすれば?

ADHDの診断は素人では本当に難しいものです。疑いがある場合には、医療機関を受診し、判断を仰ぐことになりますが、赤ちゃんのうちに診断を下すことは例え専門医であっても難しいです。

近年では日本でもADHDという病気の認識が高まり、各医療機関で受診が可能となってはいるものの、赤ちゃんの段階で正式に診断することはできていません。

正しい診断ができる年齢は早くても3歳頃からです。地方などでも診断ができる医療機関や医師が増えてはいますが、3歳まではただ赤ちゃんを見守ることが主な診察内容となっています。

血液検査などで判断できる病気でもありませんので、急いでどうこうしなくてはならないというわけではありません。まずは、自宅で赤ちゃんの成長を見守ってあげましょう。自宅では赤ちゃんの「もしかしたら」と思える行動を記録しておくことから始めてみると良いでしょう。

3歳頃を目安に疑いのある行動を記録したものを持参して医療機関に相談しましょう。3歳児検診を迎える頃に受診する親御さんも多いので、そのあたりを医療機関訪問の目安としてみましょう。

ADHDの治療法とは

ADHDと病院で診断されたからといって、根本的な治療法がないのが現状です。症状を抑える工夫を施すことになりますが、完全に治す治療法は未だ解明されていません。

症状が強く表れる時には薬物療法を用いて治療を行う場合もありますが、これはあくまでADHDの主な症状を抑えるための治療となります。使用されるのは、アトモキセチンとメチルフェニデートといった薬で、この薬を使用することで脳内の神経伝達物質を促進させることができます。

ですが、残念なことにADHDが原因となる症状のすべてを改善できる訳ではありません。そのため、ADHDを抱える子供を取り囲む周りの環境を整えてあげることが、一番の治療法となります。

ADHDの子育ては苦労も多く、両親は大変な思いも絶えないと思いますが、大人になって症状が軽くなる方も多いようですので、気長に見守って支えとなってあげることが大切です。

お母さん以外の周りのサポートもADHDの子供の成長には必要不可欠です。適切なサポートを受けることができるよう各市町村の保健センターや障害支援センターでの指導を受けると参考になります。子供が一般の環境で生きていけるよう、充実した人生を送れるようになるための情報を得ることができます。

ADHDの子供への接し方

ADHDの子供は感情のコントロールが普通の子供よりも上手にできません。そのため簡単にできると思われる行動の多くで支障をきたしてしまうことがたくさんあります。周りの大人が適切な対応をしてあげることが大切です。

厳しくしつけたからといって症状が改善できるわけではありませんので、注意しましょう。ここでは、ADHDの子供へのより良い接し方を見ていくことにしましょう。

褒める

厳しくいって聞かすことも大切ですが、褒めて本人のやる気を育てることが大切です。抱きしめて大げさに褒めてあげるのが効果的です。視覚的に確認できるシールなどで、ご褒美をあげるといった方法も効果的です。

驚かさない、安全な環境を作ってあげる

予測できない行動に関してADHDの子供は不安と恐怖を抱きパニックになります。急に驚かせるような行動は避け、安心して過ごせる環境を大人が整えてあげましょう。注意が必要な時にも大声で叱るのではなく、静かに穏やかな口調を心がけましょう。

具体的に指示してあげる

「その次は○○してみようか?」等、具体的に指示を出してあげるとADHDの子供は理解がしやすくなります。

ADHDの子供の育児

ADHDは一昔前のように親のしつけが原因といわれることも少なく、きちんと障害という認識が受け入れられるようになってきています。小学校などでも適切な教育を受ける体制が整ってきています。

まずは、支援をしてくれる協力者を探すことから始めてみましょう。子育て支援センターなどではADHDを持った親の相談に親身に乗ってくれますので、気軽に利用してみましょう。

ADHDの子供はできないことも多いかもしれませんが、他の子供とは違った才能を持っていることも多くあります。良い部分を伸ばしてあげながら、優しく子供の成長を見守ってあげましょう。

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